【犬のブリーダー】繁殖方法とバックヤードブリーダー問題とは?

ドッグブリーダー
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皆さまは「バックヤードブリーダー」という言葉を聞いたことがありますか? バックヤード(裏庭)で、「自分が飼っている犬に子犬を産ませて、これを安易に他人売る」という意味合いを込めています。

【犬のブリーダー】繁殖方法とバックヤードブリーダーの問題は?!

筆者がブリーダーさんから直接購入したトイプードル(レッド)のミアモ(2019年7月20日生まれ)は、近い将来、子犬を産ませるつもりです。↑写真

雌犬の子犬を飼った方たちは1年もしないうちに「避妊」or「繁殖」かの決断を悩むものです。

その理由としては、大きく分けて2つの理由です。

・雌犬の避妊手術をしないと決断したので
・一生のうち、幾度かの出産&育児をさせたい(ミアモの健康及び生活のためにも)

雌犬の避妊、雄犬の去勢は「賛否両論」がある!!

わが国では、獣医の方たちや動物愛護の人を中心に『雌犬の避妊、雄犬の去勢を推奨する意見が多い』という傾向のようです。

これはすべての人に意見を聞くのは不可能ですし、それぞれの方が医学的、専門的見地から、こうした「意見」を言っているわけではないので、実際のところ『数だけを参考にしても意味がない・・・』と思っています。

一方で、国によっては『雌犬の避妊、雄犬の去勢を進める意見』が飼い主の意見の大勢を占める国と、その逆に『雌犬の避妊、雄犬の去勢に反対する意見』が多い国があります。このことを書くとかなり長くなるので、別のブログ記事にしたいと思います。

 

わが家の「ミアモ」も数ヵ月後に最初のヒートが来る!!

現在、ミアモは生後3カ月を過ぎたところです。ドッグトレーナーさんによると『9ヵ月後くらいに最初にヒート(発情期)が来るでしょう・・・』ということだったので、恐らく、来春くらいには最初にヒートが来るでしょう。

それと前後して、飼い主は自分の犬の『去勢もしくは避妊手術』を考えるようになります。わが家では『避妊手術はしない・・・』ので、ヒート中の「ミアモの世話」に万全を尽くそうと決めています。

 

 

バックヤードブリーダーへの批判!!

バックヤードブリーダーという言葉が流行したは、アメリカでの話です。そして、このバックヤードブリーダーは、プロのブリーダーや専門家からは『批判の対象』となっています。

いくつかの理由がありますが、一番の理由は『繁殖をする際に飼い主がちゃんとした勉強をせずに行うこと。また、生まれた子犬の譲渡先に関して関知しないなどして、犬のむやみや繁殖につながったこと・・・』などがありました。

確かに、犬の血統を守り、生まれてきた犬が天寿を全うするまで幸せに暮らせるようにするためには、無計画で行き当たりばったりの繁殖は良いことではありません。

 

 

子犬の譲渡後を管理できない仕組みは危ない?!

さらに、生まれた子犬を、自分たちの管理できない、その後のことも知ることができないような人に譲ったばかりに、無計画は繁殖をされた上で、その子孫の犬たちが「保健所で殺処分に・・・」という可能性もないわけではありません。

ですから「犬への愛情が高まる」ほど、犬の繁殖には意見を出す人がいるということです。とっくんはこのことは悪いことだとは思っていません。

 

信頼があるブリーダーは愛犬の子犬のことを気にする?!

これは「当たり前」のことではありますが、「信頼のおけるブリーダーとは?」は、犬のことを第一に考える人たちのことを指します。

自分の愛犬が子犬を産んだとして、それが繁殖の「運命?」or「ビジネス」であったとしても、少なくとも8週間は、その子犬は母犬(愛犬)と一緒に暮らすわけですし、その愛情の深さは自らの愛犬に注ぐ大きさと同じです。そんな大切な子犬を「ペットショップ」などの流通業者に流して、誰が飼うか?も分からないような市場(マーケット)に出すことはできないでしょう。

 

バックヤードブリーダーが自ら譲渡先を見つけられるか?!

一方で、バックヤードブリーダーが、無計画に犬を繁殖して、生まれた子犬を自らのネットワークを通して、ちゃんとした「犬のしつけ」ができる人に譲渡することができるか?も疑問です。

有名ブリーダーで、犬が数々のドッグショーなどに出た犬の子孫であれば、そうしたこともできるのでしょうが・・・、一般の飼い主にはそこまでの力はありません。

 

シーザー・ミラン氏の本からの抜粋!!

シーザー・ミランは、アメリカの超有名なドッグトレーナーですが、その書籍『How to Raise the Perfect Dog』からの抜粋です。

【本物のブリーダーさんの基準項目】
・一頭につき、一年に一度しか出産させない
・親になる犬は由緒あるドッグショーで、ジャッジ(審判員)の前に立った事のあるクオリティーである
・自分の所から出て行った犬は、何年経っていても、万が一その子の飼い主さんが犬の世話をできなくなった場合は引き取る
・新しい飼い主や、犬との関係を切らずにその後のチェックを行う
・新しい飼い主さんの住んでいるお家を確認しに行き、庭の冊が壊れていないか、などの確認を行う
・犬の育て方、環境、食べ物などの教育を行う
・犬を飼いたい人の生活スタイルがこの犬種の性質とマッチしているか確認。生活スタイルがあわない場合は売らない

 

 

ブリーダーが飼い主を選び、飼い主がブリーダーを選ぶ!!

シーザー・ミラン氏の書籍を読むと、ブリーダーが〝上から目線〟のような態度で飼い主を選ぶように思われる方もいるでしょう。

しかしながら、これらの「作業」は、子犬を受け入れるに値する知識と行動力を持った飼い主であるかのチェックであり【犬の幸せを第一に考えている証拠】のことです。

逆に、飼い主側からブリーダーに対する質問やチェックもあります。

 

犬を買う前に【ブリーダーへの質問する項目】とは?!

・繁殖暦はどれくらいですか?
・一年に何匹の子犬を生ませますか?
・どのような理由でこの親犬を繁殖に使うと決めたのですか?
・この犬種にありがちな病気はなんですか?
・そのような病気を防ぐ為にどのような事をしていますか?
・親犬の健康状態を証明する書類はありますか?
・親犬はあなたの所に住んでいますか?(もし住んでいない場合)なぜ一緒に住んでいないのですか?
・親犬と子犬達に会わせて頂けますか?
・親犬は由緒あるドッグショーに出た事はありますか?(血統、遺伝子に問題がないかなどのチェックを確認するため。由緒あるドッグショーに出場する犬の飼い主は、その辺り徹底した管理をしているからです。ドッグショーに出ている事自体が偉くそれ以外の犬は価値がないという意味ではありません。)
・あなたの所の犬にきちんとした社会化教育(他の動物や人間、周りの環境や新しい環境に対する適応性)をさせるのに、どのような事をしていますか?
・どのようなフードをあげていますか?そのフードを選んだ理由は何故ですか?
・子犬達は必要なワクチンは全て終了していますか?
・子犬達は駆虫していますか?
・犬を購入する際には契約書はありますか?
・購入後、犬が生きている間は、助けが必要な際には確実にアドバイスや助けを頂けますか(一生でない場合はその期間はどれくらいですか)?

 

 

まとめ:わが家の犬「ミアモ」の将来を含めたこと!!

今回は「バックヤードブリーダー問題」を通して、犬の繁殖について考えました。ちなみに、うちのミアモの場合は、前述の条件をすべてクリアしています。

とっくんは、ミアモを飼う前に、数ヵ月に渡って「犬のしつけ」「性質」「特性」などを自分なりに学習し、半年以上かけて、現在の居住地も含めて準備を進めてきました。

そして、ミアモとの生活は、日々観察の連続で、〝現在進行形〟として、とっくん自身が「犬のコトを学んで」います。その様子は、この【資産に変えるゾ!!】ブログでも度々記事にしています。

ブログの執筆時点では足りなかった知識も、その都度、専門家の獣医やドッグトレーナーに質問をして、修正・是正をしています。

近い将来、ミアモの子犬たちを産ませるに当たっては、責任ある譲渡先を確保した上で、繁殖をさせるつもりです。また、そうした動きをこのブログでも記事にしていこうと思っています。

最後に、「バックヤードブリーダー」という言わば蔑称のような表現は好きではありませんが、ネットなどの情報によって、言葉だけが独り歩きすることもありますので、今回のブログ記事で取り上げた次第です。

今回も最後までブログ記事を読んでいただき心より感謝しております。

追伸:筆者は、ペットショップでトイプードルを飼いませんでした。
ブリーダーからの直接販売で「トイプードルのオーナー(飼い主)」になりました。
その理由は ↓こちらをご覧ください。

 

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