【オペラント条件付け】「正の強化」を使ったドックトレーニング

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今回のテーマは、心理学の「行動随伴性」を使ったドックトレーニングです。「オペラント条件付け」という言葉を聞いたことがありませんか?心理学者のバラス・スキナーの実験によって体系化された理論です。

この理論は「行動を起こしたこと」によって、刺激(褒美or罰)を与えて行動の頻度を変えるというものです。

【オペラント条件付け】「正の強化」を使ったドックトレーニング!!

これを説明する前に心理学で活用する「用語」を紹介します。

主体(この場合は犬)がある「行動」をした際に、直後に「結果」を与えます。そして、その「結果」を犬が「好むものか」or「好まないものか」によって、行動をコントロールするというものです。

つまり、まずは「犬が行動をすること」を待って「結果」を与えます。

用語の説明

オペラント条件付け理論で使う用語の説明です。元々は英語の単語を日本語に訳しているのですが、日本語としても少しおかしいように読めますが、「用語」なのでこのまま覚えてください。

強化(reinforcement)

オペラント行動の「自発頻度」(自分でそれをやろうとする行動)の高まりを言う。

弱化(punishment)

オペラント行動の「自発頻度」の低まりを言う。

好子(強化子 reinforcer、正の強化子、強化刺激ともいう)

出現したことによって直前のオペラント行動の自発頻度を高めた刺激である。褒美のことです。

嫌子(罰子 punisher、負の強化子、嫌悪刺激ともいう)

出現したことによって直前のオペラント行動の自発頻度を低めた刺激である。罰のことです。

行動随伴性(behavior contingency)とは

行動随伴性とはオペラント行動の自発頻度の変化とそれが自発された直後の環境の変化との関係を言います。

行動随伴性には4種類があります。

【正の強化(Positive Reinforcement)】好子出現による強化
【負の弱化(Negative Punishment)】好子消失による弱化
【正の弱化(Positive Punishment)】嫌子出現による弱化
【負の強化(Negative Reinforcement)】嫌子消失による強化

主体(この場合は犬)がある「行動」をした際に、直後に「結果」を与えます。そして、その「結果」を犬が「好むものか(好子)」or「好まないものか(嫌子)」によって、行動をコントロールするというものです。

つまり、まずは「犬が行動をすること」を待って「結果」を与えます。

 

オペラント条件付けを活用するには?!

オペラント条件付けによる「学習」をするためには、まずは主体が「行動を起こすこと」を待ってやるのですが、その行動自体も、複雑なものではなく単純行動であることが原則です。

例えば、人間のみがやれるような高度な、クリエイティブな行動などにオペラント条件付けを当てはめることはできません。あくまでも「行動」⇔「結果」が直結するような単純な図式のみです。

ですので、「犬のしつけ」においては、オペラント条件付けが有効であること多いですね。

犬が自発的にやること⇔人間が誘導する

オペラント条件付けでは、主体が自発的に行動することが前提です。

ドッグトレーニングで最も使われるのが「トイレトレーニング」です。これは、例えば犬がケージの中で「シートの上におしっこをした(行動)」ら、即座に「結果=好子(褒美)」を与えたら、犬はそこで学習をします。

もちろん、最初は犬が自分からケージに入ろうとしないので、人間がエサを犬の鼻先に持っていってケージの中に誘導します。そして、おしっこをするのを待って、やった瞬間に「結果」を与えるのです。

これが上記の【正の強化(Positive Reinforcement)】と呼ばれるもので、ドッグトレーニングで最もポピュラーなものです。

このやり方で「お手」「伏せ」「待て」などを犬の覚えさせることができます。その際には、エサで犬の行動を誘導して、その行動が成立した瞬間に「言葉」をかぶせて「結果=この場合エサ」を与えます。

【やめさせたい行動の場合】は負の弱化or正の弱化を使う?!

一方、犬の行動の中でやめさせたいと思うものがあった場合、「負の弱化」もしくは「正の弱化」を使います。

ただし、これはドッグトレーナーの理論や信念によって、どちらを重視するかは考え方が分かれるところです。

筆者の場合は、罰(嫌子)で犬をコントロールするのではなく、褒美(好子)が弱化することでその行動をしなくなる―の方がベターのような気がします。

例を挙げると、子犬の「甘噛み」はやめさせないといけない行動の一つです。そうした際には、遊びの最中(=犬の中では「甘噛み」は遊びの行動)に、飼い主がその場を黙って離れて、犬から「楽しさを奪うこと」で、その行動をやめるように促すことができます。

 

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まとめ:犬の行動を観察することから始まる!!

筆者は現在、専門のドッグトレーナーからマンツーマンで指導を受けていますが、プロのトレーナーと筆者との違いは「観察眼」です。

つまり、犬の行動を分析する際に「ナゼ、犬がその行動をしたのか?」を観察することが重要です。そして、そうした観察眼は犬の行動に常に目を光らせておかなければ身につけることができません。

以上、ドッグトレーナーさんからのウケウリですが、これからもこのサイトでは「ドッグトレーニング」についても記事にしますので、よろしくお願いします。

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