日曜日の朝の楽しみは、フジテレビの【ワイドナショー】ですが、本日(2019年9月1日)放送では、フジテレビの久代萌美アナウンサー(29)がダウンタウンの松本人志(55)との以前の同番組内のトークで使った言葉が原因で「ネット炎上」しているとのことでした。
皆さま、こんにちは。毎週日曜日は【ワイドナショー】をつけながら仕事をしている、不動産屋の2代目社長とっくんです。
本日(2019年9月1日)の放送ですが、フジテレビの久代萌美アナは緊張していましたねぇ~。
以前の放送で、久代アナと松本さんとの絡みで、久代アナの松本さんへの発言『干されればいいのに・・・』が炎上したそうです。
それで、司会の東野幸治(52)さんが『久代アナは収録に来たくなかった・・・』と紹介をしたら・・・、
久代アナ『ここ座っているのがギリッギリッです!! もう吐きそう・・・』と、カミカミでしかも、口の中パッサパッサの感じでやや涙声にも聞こえました。
これを見ながら、とっくんは、自らの経験である起きたあるコトを思い出しました!!
一生忘れられないコト:【とっくんの一言が】大問題に発展!!
チーム名は書きません。小生がJリーグクラブの広報担当を務めていたころの話です。
ある年のシーズン、わがチームの主力選手が「リーグの得点王」になりました。
そして、シーズン終了後Jリーグの有力チームがその選手に「移籍のオファー」を出してきました。
プロスポーツの世界では、選手はがんばって結果を残したら、その実力が認められて、ビッククラブに移籍をします。
選手たちは、現状のチームで「ベスト」を尽くし、結果を出してステップアップをしていきます
プロの世界では「当然のコト」ですし、選手のこうしたステップアップをクラブも応援をします。
もしも・・・、選手が活躍したおかげでその選手に魅力的な移籍オファーが来て、クラブが移籍話を断ったとしたら、その選手のモチベーションは元より、他の選手のモチベにも影響を与えます。
普通のクラブだったら『喜んでその選手の移籍を認めて送り出してやる!』ことを選ぶでしょう。
【悲報】マスコミには常識が通じナイ!! ~曲解された報道によって
ビックラブからのオファーが内々に届いて、慎重にコトを進めて、ようやくその選手の移籍話が正式に決まりました。
そこで、小生は【プレスリリース】を作成し、一斉にマスコミに流しました。
すると、すぐに某新聞社の記者(スポーツ担当ではなく社会部の記者)が取材に来ました。
記者はいろいろな質問をしてきました。
その中で『どうしてリーグ得点王の○選手を移籍させるこことにしたんですか?』に・・・、
とっくんは『彼がこの1年間、努力をして立派な結果を出してくれました。チームは彼を失うことは大きいですが、彼の活躍により○さん(チーム名)からのオファーをいただきました。コレを断ることはクラブはできません。言って見れば、このオファーは、がんばった○選手への“ご褒美”のようなものです・・・』
と説明しました。
【注意】サッカー選手の移籍ネタは、炎上する危険が?!
選手の移籍問題は、サポーターも巻き込んで、時に「炎上」することも多いので、広報としては慎重に対処しなければなりません。
小生としては「移籍をめぐる問題」と「選手個々人のモチベーションの作り方」も含めて、実情を詳細に説明したつもりです。
そして、その中で【“ご褒美のような”という言葉】を使いました。
【最悪】広報担当の“ご褒美発言”が新聞に載った!!
翌朝の紙面を見て、とっくんは驚愕しました。
と言うのも、その選手の移籍について、クラブ側の公式見解として『ご褒美で移籍させた・・・』的な記事になっていたのです。
『やられたぁぁぁ!!』
血の気が引きました。その記者が意図的にこうした記事を書いたのか?それとも、社会部の記者でプロスポーツ界の考え方に疎くて、こうした表現をしたのか?!は分かりせんが、紙面にこうした記事が出てしまっては、どうすることもできません。
案の定、一部のサポーターが騒ぎ出しました。
批判の矛先は「監督や指導陣」にも向けらました。
「○選手を放出して、来シーズンはどうやって戦うのか?! 彼は要らない選手なのか?」
チーム愛に満ちているサポーターだけに、こうした意見・批判をストレートで出していきます。
ですが、実際のところ「○選手の移籍を決めた」のは、フロントでした。監督の意向は微塵もありません。
監督もプロですし、ビッグクラブからの移籍オファーをクラブがつぶしてしまったら、他の選手からも「クラブ不信」が高まり、チームをまとめるのが大変になること(=いわば常識)は理解しています。
だから、○選手の移籍話には最初から反対もしませんでした。
【悲報】いろんな人を傷つけた?! ひたすら【謝罪】の繰り返し!!
それからの数週間は、とっくんは「仕事」した記憶が無くなるほど「謝罪」の連続で、精神的にも追い詰められました。
その記事を書いた記者を最初は恨みましたが、最終的には自らの【記者対応のまずさ】を恥じました。
この体験は、20年以上経った今でも、心の中に残っています。
【一流芸人のトーク】は、詰め将棋のように緻密で繊細!!
話を「ワイドナショー」に戻します。
本日(2019年9月1日)の放送で、「炎上」で落ち込んでいた久代アナに対する、松本人志さんの返しが凄かった。
言い訳ととられる“説明”ではなく、松本さんは絶妙なトークで【コト(=炎上したこと)】を笑いに変えていました。
さすが、わが国トップの芸人さんです。
まとめ:【テレビのトーク】とは?! 出演者による一つの“商品”です!!
テレビでのトークは、テレビ局の「商品」です。
その番組を見る多くの視聴者がいて、そこにはビジネスが存在します。
現代は「バラエティ、情報バラエティ番組」が全盛で、お笑い芸人が多数、活躍しています。
ナゼ、お笑い芸人がいろんな番組で重宝されるか?
その答えは、彼らは【場の空気の読み合いが凄い】からです。
その場の「空気」に応じたベストの選択肢をします。「トーク」「リアクション」「態度」すべての表現法を使って・・・。
今回のブログ記事の最後に・・・
久代アナは幸せモンです。フジテレビさん「素晴らしい会社」です。
「炎上」したコトを、リカバリーできるように、看板番組の冒頭で、わざわざこのネタを入れ込み、松本さんはじめ超一流芸能人に久代アナをフォローさせました。
これを見ていて、とっくんは羨ましかったです!!
本日も、ブログ記事を最後まで読んでくださって、誠にありがとうございます!!