イチロー引退セレモニー【英語スピーチ全文】教科書に載るかも?

語学
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イチローさんのシアトルマリナーズでの「引退セレモニー」素晴らしかったですね!! スピーチの内容はイチローさんが日本語で原稿にしてそれを英語に訳したそうです。なので、イチローさんが常々、自らの「信念」として語ってきた内容がふんだんに織り込まれた素晴らしいスピーチでした!!

こんにちは、かつて、シアトルには1ヵ月程度滞在した、不動産屋2代目社長とっくんです。

イチロー氏引退セレモニーは、ホワイトソックス戦の試合前の行われたそうですね。日本とは逆ですが、これもアメリカ流なんでしょう!!

 

イチローさんのスピーチ全文

シアトルマリナーズのイチローさん(45)の引退セレモニーの動画とスピーチの全文を掲載します。

 

<スピーチ全文>

Thank you.I am so nervous.
Okay,let’s do it.

Dee[Gordon], Yusei[Kikuchi],no crying tonight.No crying.

This is a happy occasion. When I retired that night in Tokyo,I had an incomplete feeling because the great fans of Seattle could not be there. Tonight I want to express my appreciation to you for your touching support over the years. When I came to Seattle in 2001,no position player had ever come from Japan before. The one you got was 27 years old,small,skinny and unknown.

You had every reason not to accept me. However,you welcomed me with open arms and you have never stopped, even when I left and came back. I was so grateful for the chance to return in 2018 and the reason is you fans.

Thank you Seattle. I also appreciate the fans across America who supported me in NewYork,Miami,and even in many places as a visiting player. Baseball is truly a national pastime in America and I was so happy to play in front of the people who love and respect the game so much.

It has to be an honor to play baseball with and against some of the greatest competitors I have ever known. They inspired me to raise my game to a higher level.

Now,I have the pleasure of spending time with these young and talented players who will bring the franchise a championship.

Despite the language and culture gap,not to mention an age difference,of 20 years,I enjoy being around them because I feel their passion for the game I love is genuine. As I look back to my career,if there’s anything that gives me pride,it is that I overcame the daily challenges and I have an equal passion for each day,from the first one in 2001 to the last one in 2019.

As we enter the final days of a long season,every player should remind himself what does it mean to be a professional.These last days are just as important as the first ones and all those in between.Every day you need to go about your business with the same passion. That is the greatest gift you can give to your performance and to the fans who come to enjoy this special game.

To the Seattle Mariners organization,I am forever grateful to you for giving me the chance to play the game I love in the city I have come to love.Thank you also to my family for your endless support.

Now,let’s play baseball.

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【日本語訳】

ありがとう。とても緊張しています。じゃあ、始めますか。ディー(ゴードン)、(菊池)雄星、今夜は泣くなよ。

これは幸せな機会です。東京で引退した夜、僕は不完全な気持ちでした。なぜならシアトルの素晴らしいファンがそこにはいなかったからです。今夜は、何年も温かく支えてくれたファンの皆さんへ感謝の気持ちを伝えたいと思います。

2001年にシアトルへ来た当時、それまで日本から来た野手はいませんでした。27歳の僕は小柄で細くて、無名でした。そんな僕を受け入れられない多くの理由があったにもかかわらず、皆さんは両手を広げて歓迎してくれて、僕が1度去って戻ってきた際も、止まることがありませんでした。2018年に戻る機会を頂いた時はとてもうれしかったです。なぜなら、ファンの皆さんがいたからです。ありがとう、シアトル。

また、ニューヨーク、マイアミ、そしてビジターの選手でも応援してくれた米国中のファンたちにも感謝します。野球はアメリカの国民的娯楽です。僕は野球を愛し、野球を尊敬する皆さんの前でプレーできて、とても幸せでした。

偉大な競争相手たちと仲間として、相手として、野球がプレーできて、とても光栄でした。彼らが、僕の野球をより高いレベルに引き上げてくれました。

現在は、若くて才能があり、将来このチームを優勝へ導いてくれる選手たちと過ごせることを楽しく思っています。言語、文化の違い、20歳もの年齢差があることは言うまでもありませんが、彼らと一緒にいることを楽しんでいます。なぜなら、彼らの野球への情熱が本物だと感じられるからです。

僕の経歴を振り返って、もし誇れることがあるとすれば、2001年の初日から2019年の最後の日まで、日々の挑戦を乗り越え、毎日同じ情熱を持ち続けられたことです。

シーズンも佳境に入り、すべての選手に覚えていてほしいことは、「プロフェッショナルとは何か」ということです。この最後の日々は、初日とこれまでの期間と同じくらい重要です。毎日、同じ情熱を持って自分のやるべきことをやることが必要です。それが、自分のパフォーマンスと、この特別な試合を楽しみにしているファンの皆さんへ与える素晴らしい贈り物になるはずです。

シアトル・マリナーズの皆さん、僕は自分が愛する街で、愛する野球をプレーできる機会を与えてくださったことを永遠に感謝します。そして絶えることなくサポートしてくれた僕の家族にも感謝します。

じゃあ、プレーボール!

日本語訳は日刊スポーツの記事から転載
https://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/201909160000058.html

 

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【予想?!】教科書に載るかも?!【イチローさんのスピーチ】

新聞記事によると、メジャーリーグでの引退セレモニーは「スーツ姿で臨むのが通例」らしいのですが、イチローさんは4月の開幕戦(於:東京ドーム)で引退したため『最後にシアトルのファンにユニフォーム姿をを見せたかった・・・』ということでした。

イチローさんの英語のスピーチは、日本人にも分かりやすい文章でしたね。ひょっとしたら奥様の弓子さんが訳したのかも? 弓子さんは英語が堪能ですからね。

とっくんの勝手は想像ですが、この英語のスピーチはいつの日か、日本の中学生の教科書に載ったり、英語の教材としても使われそうですね!!

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