【メタを高め】てリアルさを追求!!【水曜日のダウンタウン】の凄さ

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大雨が続いていますね。本日は『水曜日』です。水曜日と言えば?不動産屋が休み!! いえ、違います。TBSの『水曜日のダウンタウン』ですね。小生が一番笑える番組です。今回の記事では、【メタ】を通しての、ブログ論を考えてみます!!

とっくん

こんにちは、毎週水曜日が待ち遠しい不動産屋の2代目社長とっくんです。

【メタを高め】てリアルさを追求!!【水曜日のダウンタウン】の凄さ

家族で楽しむテレビ番組の中にTBSの【水曜日のダウンタウン】があります。
小生は、あんまりバラエティ番組は見ませんが、この番組だけは特別です。

ナニが面白いかって?
【水曜日のダウンタウン】って、“メタ度”の入れ方がハンパない!!と、思いませんか?!

 

 

【心理学用語】メタは客観性、リアルさを増す!!

とっくんは番組プロューサーではないので、『水曜日のダウンタウン』の企画がどのように進められているかは知る由もありませんが・・・。

 

この番組を作っているスタッフはかなり優秀で、視聴者の“心理”を突いていますね。
中でも小生が感心しているのは“メタ度”の絶妙な配分です。

 

【メタ】の定義は?!

「メタ」というのは『高次の・・・』という意味があります。

心理学療法の分野でも、メタは活用されています。ある事象(コト)を自分が『認知していること』を「メタ(高次の)」視点から認知するというのが直接的な意味になります。

 

M1グランプリ2010のジャルジャル【メタ漫才】がきっかけ!!

心理学の用語は難しいので、漫才のネタから「メタ」を語りますと・・・。

代表的なのが【2010年のM1グランプリ(テレビ朝日)】のジャルジャルの漫才『コンビニの店員と客』のネタです。

この漫才では、コンビニの客と店員の会話で、ツッコミ側が『(相方が)次、ナニ言うか知ってるからなぁ~』と、このネタを2人でかなり練習してきたことを明らかにして、ボケ側が『それ、絶対言うたらあかんやん!』と返す、いわゆる【メタ漫才】をM1という大舞台で披露しました。

司会の今田耕司さんは『なかなかの掟破り感でしたねぇ・・・』と紹介し、審査員の松本人志さんは『これを漫才とっていいのか・・・』と語りました。
審査員は誰もが頭を抱えていました。

ところが、です。
ゴールデンタイムで高視聴率の【M1グランプリ】でジャルジャルが「メタ漫才」を披露して以来、テレビ界、特にお笑いの分野では【メタ】の手法を使う芸人が増えてきました。

ジャルジャルの漫才は、「次世代の笑い」を先行してやっていたわけです。

 

テレビ番組は「情報の非対称性」が原則だが・・・

テレビ番組は作りモノの世界です。
「制作者」「出演者」「視聴者」との「情報の非対象性」があります。

エンドユーザーは「視聴者」です。「制作者側の意図」をくんだ企画を「出演者」が実践するという構図です。

つまり、その「意図」とは、視聴者がテレビ番組を楽しみ、安定したエンドユーザーとなるようにすることです。

【用語説明:情報の非対称性】
市場における各取引主体が保有する情報に差があるときの、その不均等な情報構造のこと。
「売り手」と「買い手」の間において、「売り手」のみが専門知識と情報を有し、「買い手」はそれを知らないというように、双方で情報と知識の共有ができていない状態のこと

 

【驚異!!】水曜日のダウンタウンの“メタ度”はハンパない!!

エンドユーザーの心をつなぎとめるための、「情報の非対称性」ですが、『水曜日のダウンタウン』は、メタ度の入れ方がハンパない!!

以前この番組では「出演者の一人の女性が博多大吉の指示どおりに発言し、芸人並みの笑いをとるドッキリ」がありました。
ドッキリをかけられた相手は、「番組を収録している他の出演者」と「視聴者」でした。

これは一歩間違えたら、番組づくりが成立しないようなリスクをとった企画だったと思います。
ドッキリの種明かしがされたとき、そのリアル感はかなりの衝撃でした。

 

メタ度=リアルさを追求する

前述のように「メタ」は、心理学の認知療法にも使われます。

その領域はビジネスの世界にも活用されています。
「メタ認知能力」があると、問題解決に向けて大いに役に立ちますね。

 

まとめ:【情報ツール】としてのメタの使い方!!

これからの時代の情報提供ツールは、『メタなし』では成立しないでしょう。

ブログ記事は、執筆者が単体で情報発信しているので、テレビ番組で言う「制作者」「出演者」が一致しています。
ただし、ブログ記事の中で取り上げている「情報」という存在を、ブロガー(執筆者)が、どう理解しているか?という「認知」が一つのメタ度をつくりあげています。

また、ブロガー自身が「自分のブログのことを語る」とか「ブログの内幕を明らかにする」とかの手の内を読者(エンドユーザー)に披露して、リアル感を伝えています。

ブログ記事自体は、文字と単語の羅列ですが、最終的にはテレビ番組同様、『制作物』ですので、読者にナニを伝えるのか?!という点が重要です。

これについては、別の機会にブログ記事にしたいと思います。

本日のブログ記事の結論は『水曜日のダウンタウン並みのメタ度を入れ込んで、制作物のリアル感を出す。そのことによってエンドユーザーの共感を得る』。
ブログの書き方、情報の伝え方にも使える手法だと思います。