M-1グランプリ2019はいよいよ準決勝ですが、過去のM1で『漫才のスタイルの流れをガラリと変えた』漫才師と言えば?! 2004年のM1王者『アンタッチャブル』です。そんなアンタッチャブルが約10年ぶりに復活漫才をしたというので、大ニュースになりました!!(トップ写真はM-1グランプリサイトから転載)
とっくん社長は、趣味が「漫才研究」なんですよね!!
子どものころから「漫才」が好きで、M-1グランプリが始まってからは、すべての決勝ネタを見ました。M-1グランプリに関する趣味ブログも運営していましたよ。
【アンタッチャブル m1】が復活漫才!M1を変えた伝説の漫才
「M-1グランプリ」はこれまで14回開催されましたが、数々の歴史とお笑いの転換点を生み出してきました。
筆者は、個人的にM-1グランプリのファンで第1回大会からすべての決勝ネタを見ましたが、「M-1グランプリ2004」のアンタッチャブルの漫才がその後の漫才の流れを変えた―と思っています。
具体的に言うと、アンタッチャブルの漫才は『笑いの数がそれまでの漫才師のネタに比べて格段に増えた』のでした。
お笑い芸人でありながら、大学院で学び、教鞭もとっている「サンキュータツオ」さんによると、M-1グランプリの歴史を大きく変えた一つが2004年優勝の「アンタッチャブル」の笑いの手数を増やした漫才だということでした。
サンキュータツオは、日本のお笑い芸人、日本語学者。漫才コンビ「米粒写経」のツッコミ。ワタナベエンターテインメント所属。一橋大学・早稲田大学・成城大学非常勤講師
サンキュータツオさんの説明がされているブログサイトからの転載
タツオさん「アンタッチャブルのネタの特徴は、出来事フレームを最大限に活用していること。『お嫁さんをください』ならこういうことが起こるだろうという流れに沿って展開している。そして『うるさいな』『なんでだよ』という形ではない1フレーズで完結する形のツッコミ」
サンキュータツオさんの「漫才文体論」レポート(各論編) - 元売れない芸人の独り言舞台上に現れた謎の三体のマンザロイド…まあ謎というか、1号が中村シュフさんで2号がサードシングル小沢で3号がセクシーJなんですが…。ここからは、タツオさんの書いた台本を元に、彼らが実際に漫才をしていくというコーナーに。まずは1号と2号がしゃべくり漫才をする。しゃべくり漫才とは、キャラを乗せずに素でしゃべる漫才。1号が明...
そんなアンタッチャブルでしたが、数々のスキャンダルがあって『もう2人が漫才をすることはないのでは?』と思われていました。
2015年『ダウンタウンなう』で柴田が漫才のことを語った!!
2015年10月9日の放送の『ダウンタウンなう』(フジテレビ・関西テレビ系)の恒例企画「本音でハシゴ酒」に、アンタッチャブル柴田英嗣さんが出演して『(相方の山崎と)また2人で漫才を披露するタイミングを相談している。コンビ復帰は単独ライブがいいな・・・』と語りました。
フジテレビ『全力!脱力タイムズ』でアンタッチャブルの復活漫才放送!!
そして、アンタッチャブルの復活漫才は、11月29日放送のフジテレビ『全力!脱力タイムズ』(金曜午後11時)で実現しました。この様子はフジテレビ公式動画配信サービス【FODプレミアム】
まとめ:M-1グランプリの史上最高得点「673点」
アンタッチャブルが優勝した2004年大会では、1本目のネタで史上最高得点「673点」を取りました。この得点は今後、破られることはないでしょう。審査員が7名だったので平均96点です。
2015年にM-1グランプリが5年ぶりに復活したのですが、その記念として「過去10回の優勝コンビから1名が審査員」になったのですが。2004年王者のアンタッチャブルだけ除かれました。M-1グランプリファンをかなりがっかりさせました。
今回のフジテレビ『全力!脱力タイムズ』での漫才復活で、同じ局の「THE MANZAI」にもアンタッチャブルが出演するそうです。
この番組では本格的な漫才ネタを披露してくれると思います。「M-1グランプリファン」として心より期待しています!!