ネットユーザーが本気で選ぶ!動画・アニメ総選挙2018年間大賞で『ゾンビランドサガ』がトップ1に輝きました。リアルなライブ感満載の動画で、サガの地元の人しか知らないようなカフェも登場します。総選挙大賞は、佐賀県の関係者にとっては大きな朗報でした!!
こんにちは、「ゾンビランドサガ」を見て感動している、不動産屋の2代目社長とっくんです。
今回のブログ記事は『ゾンビランドサガ』がナゼ、ここまでメガヒットしたのか?! の理由をとっくんの視点を交えながら書きたいと思います。
【ゾンビランドサガ】のメガヒットの理由を分析していきます!!
まずは、『ゾンビランドサガ』のおさらいからです。
【ゾンビランドサガ】とは MAPPA、エイベックス・ピクチャーズ、Cygames共同企画による日本のテレビアニメ作品。 2018年10月から12月にかけてAT-Xほかにて放送された。ゾンビとして生き返った少女たちが プロデューサーに導かれながら、佐賀県を救うためにご当地アイドルとして活動する様子を 描いたオリジナルアニメです。
ネットユーザーが選ぶ!【アニメ総選挙 2018年間大賞】に輝く?!
『ゾンビランドサガ』は、2018年1月から12月に放送・配信開始された「2018年冬・春・夏・秋TOP5」と”不死鳥枠”決定戦で勝ち上がった、年間大賞出場アニメ作品の中からネットユーザーの投票で1位を獲得しました。
【メガヒットの理由①】登場人物の設定のうまさ ~時代別の個性
まず『ゾンビランドサガ』の登場人物を紹介します。
【ゾンビランドサガの登場人物】 1号・源さくら(一般人) 2号・二階堂サキ(伝説の特攻隊長) 3号・水野愛(伝説の平成のアイドル) 4号・紺野純子(伝説の昭和のアイドル) 5号・ゆうぎり(伝説の花魁) 6号・星川リリィ(伝説の天才子役) 0号・山田たえ(伝説の山田たえ) この7人で結成されたアイドルユニット「フランシュシュ」が、佐賀を救うために 全国制覇を目指すというストーリー。当然全員ゾンビです。
ストーリーの展開を自由に組み合わせるためには、その“設定”となる登場人物の選定が大きなポイントです。
『ゾンビランドサガ』は、主役が全員ゾンビという設定もさることながら、それぞれのゾンビが亡くなった時点での“時代背景”を彼女たちの個性として表現しているところが面白いです。
例えば、不朽の名作の『ドラえもん』では、タイムマシンという道具を使って、未来から来た自らの子孫のセワシ君と、今の時代に生きているのびた君が遭遇します。2人の間には時代背景が違うというギャップが生じるため、そのことをネタ(題材)にしてストーリーを展開することができます。
『ゾンビランドサガ』では、①ゾンビが死んだ時点から年をとらない②記憶を失っている③性格は亡くなる前の自分と同じ・・・的な設定によって、登場人物の個性に深みを持たせています。
これは見る側の年齢層を幅広くキャッチすることができます。二階堂サキ(伝説の特攻隊長)が『たまごっち』を愛用していることなどは、その時代にこれにはまっていた人には懐かしいアイテムですね。
【たまごっち】 1996年11月23日にバンダイから発売されたキーチェーンゲーム。登場するキャラクターの名称。 由来は「たまご(Tamago)」と「ウオッチ(Watch、腕時計)」。画面の中に登場する 「たまごっち」と呼ばれるキャラクターにえさを与えたり、糞の掃除をしたり「たまごっち」 と遊んだりしながら育てていく。
【メガヒットの理由②】ゾンビなので非日常の技が使える
このアニメでは、登場人物が「ゾンビ=幽霊」なので、通常の人間が使えないような特殊な技能を使うことができます。
よく昔のアニメは「あれはアニメだから、現実の世界とは違うから・・・」ということで、例えば登場人物が鉄砲で撃たれるシーンがあったとしてこれを笑ってみていました。
不朽の名作の『トムとジェリー』がその代表作です。
ところが、作品にある程度のリアル性やストーリー性を出そうとすると、現実という常識から逸脱したボケがあまりにも強すぎると見ている側の違和感につながります。
1980年代のアイドルアニメの最高傑作『クリィミーマミ』などでは、主人公が“魔法を使えるという現実離れ”はありましたが、登場人物が身体を張るようなボケを使う場面はありませんでした。
一方で、『ソンビランドサガ』では、メンバーがゾンビゆえにできるボケを連発するのが、とにかく笑えますよ。
【魔法の天使クリィミーマミ】 1983年7月1日から1984年6月29日まで、日本テレビ系列で全52話が放送された。 日本の芸能界を舞台にする、当時の流行や風俗を反映するといった特徴があり、 これによって現実味を帯びた世界観が描かれている。また主人公の声を当時15歳で 本作の主題歌がデビュー曲となるアイドル歌手太田貴子が担当。
【メガヒットの理由③】楽曲の凄さと振り付け&ダンスのうまさ!!
『ソンビランドサガ』は、ご当地アイドルとして『佐賀を救う』という使命で活動をしていますが、その音楽性はかなりのレベルですね。
しかも、放送回によってジャンルを変えています。1話ではメタル、2話ではヒップホップ、3話以降はロックやポップス中心のアイドルソング、そして7話では落雷によるケロケロボイス。
言ってみれば「振れ幅の大きいパフォーマンス』を登場人物のユニット【フランシュシュ】が披露してくれています。そして、振り付けのセンスが抜群でダンスも上手!?
【ソンビランドサガ】の主な曲 『目覚めRETURNER』 『To My Dearest』 『ヨミガエレ』 『FLAGをはためかせろ』 『To My Dearest』
【メガヒットの理由④】アイドルカルチャーの変遷、満載?!
登場人物のユニット【フランシュシュ】のメンバーは、それぞれに亡くなった年代が異なるので、それぞれがその時代のカルチャーを持っています。
また、メンバーのうち数人は生前にアイドルをやっていたということから、既に別の時代とは言え(※設定の時代と亡くなった時代の差)、芸能界を知っていることから、会話の端々に“業界のこと”がでてきます。
こうしたリアル感が、登場人物をとおして「ファンとの交流」「ファンに育ててもらうという考えのギャップ」という、所謂、アイドルカルチャーの変遷を見事に表現しています。
【メガヒットの理由⑤】設定の妙 ~地域振興の使命感?!
『ソンビランドサガ』の設定が他の作品には真似できないのは、「佐賀県の全面的な協力」と、実際、全国的にも知名度が薄い『佐賀』をナントカ盛り上げようと、この作品と行政とがタイアップしていることでしょうね。
ここまで「濃密な地域性」を全面に出した作品はちょっと真似できないと思います。
作品を見る人たちも、自然とどこかに『佐賀を応援したい』と感じるような一体感が生まれてきます。
まとめ:【フランシュシュ】がドリフターズに見える?!
これはとっくんの感想です。
登場人物のユニット【フランシュシュ】を作ったのは、プロデューサーの巽幸太郎(たつみ・こうたろう)が毎回、仕事のオファーを持ってきますが、その話のフリ(※設定を説明すること)を絶妙の笑いのセンスを交えてメンバーに説明します。
これが、かつてのドリブターズの超オバケ視聴率番組『8時だよ全員集合!!』のリーダーのいかりや長介的な役回りをしています。
とっくんは完全に“ドリフターズ世代”なので、彼らの偉大さ、凄さをリアルタイムで感じてきました。
なので『ゾンビランドサガ』には、最大のリスペクトの意味をこめて、ドリフターズに見える?!と申し上げておきます!!
最後まで【資産に変えるゾ!!】赤裸々ブログを読んでくださってありがとうございます。これからもよろしくお願いします!!