前回の記事で「孤独死」をテーマに取り上げたところ、『補足すべきだな・・・』と感じたので、今回の記事を執筆しました。「高齢者に本当に必要な資産は?」について述べてみます。
皆さまは、ご自身が高齢者になった際のことを考えておられますか?
高齢者孤独
以前のブログ記事で、筆者と父親との関係性のことを深く書いたものがあります。
この記事の中で以下のようなことを記述しました。
小生の父親(前社長)が放った言葉『金を持っていない年寄りは惨めだからな!!』は、方向性としては断然、正しい思想だと思います。イヤ、小生自身が社長になって、あらためて『そう・・・』思うようになりました。
この父親の言葉は、今現在も筆者の心に突き刺さっています!!
高齢者になって失うものは?
皆さまが高齢者になって「失うもの」があるとすればナニでしょうか?
・健康 ・身体の機能 ・人間関係 ・仕事 ・社会的な地位、立場 ・自信
これらはブレーンストーミングのような作業をしたら、100以上はあっさりと出てくることでしょう。
それぞれの人によって「失うもの」の考え方が異なるかと思います。
高齢者を待ち受けているものは『生老病死』!!
生きとし生ける者すべてに必ず訪れるものは『生老病死』です。これだけは人種や社会的地位、金の有無、人間以外でもすべてに、やがては「訪れてくる運命」です。
当たり前のことなんでしょうが、この当たり前のことを意識して準備をしている人はあまりいないのかもしれません。
特に、高齢者は若い人たちよりも「生老病死」が訪れる可能性が高いので、日常の中でこのことを準備していない人はヤバイかもしれませんね!!
筆者の父親の至言『金を持っていない年寄りは惨めだからな!!』
筆者の父親の言葉ですが、彼は自分の会社での最後の社長判断で、このことを“実践”しました。
父親は、自らが50年以上社長を務めた会社を、息子の小生に「承継」をしましたが、その承継時において、会社の中核の優良資産を他の不動産会社に売却し、
コレを現金化して、自らと他の役員の「退職金」を税務署が認めるであろう最大値の金額を、会社に一括支払いをさせた上で、筆者に「会社」を譲り渡しました。
【高齢者の生き方】カネで買えるものは、カネで買ったほうがよい!!
今回の記事のタイトル『高齢者の孤独』です。カネを持っていたら買えるものはカネで買ったほうがいいでしょう。
しかしながら、人生においては「カネで買えないモノ」もあります。カネで買えないものについては、カネ以外の方法で“買う”ことを考えなければなりませんが、まずは大前提として『諦めること』を覚えたほうがよさそうです。
【高齢者の生き方】孤独という恐怖に支配されるな!!
高齢者が最も嫌うことの一つに「孤独」があります。
人生における“役割”特に、他者との関わりの中で、自らに課してきた、課されてきた「役割」から開放された高齢者は、新たに『孤独』という敵に出くわします。
もしも、あなたが高齢者になって「孤独」という恐怖に支配されたら、そこには『人間関係の脆さ』が生まれてきます。
孤独を怖がっている者には【負債】が近づいてきます。 孤独を楽しんでいる者には【資産】が近づいてきます。
人間関係の8つの基本パターンも「孤独」の捉えた方で変わる!!
このブログサイトで度々、使っている「人間関係の8つの基本パターン」ですが、孤独に対する恐怖or楽しみさによって、相手との関係性が変わってきます。
1.あなたがやりたくてやったコト→相手がそれを好んだ=円満な関係 2.あなたがやりたくなくてやってコト→相手がそれを好んだ=あなたがきつい関係 3.あなたがやりたくてやったコト→相手がそれを嫌がった=長続きしない関係 4.あなたがやりたくなくてやったコト→相手がそれを嫌がった=最悪な関係 5.相手がやりたくてやったコト→あなたがそれを好んだ=円満な関係 6.相手がやりたくなくてやってコト→あなたがそれを好んだ=一方的な関係 7.相手がやりたくてやったコト→あなたがそれを嫌がった=あなたがきつい関係 8.相手がやりたくなくてやったコト→あなたがそれを嫌がった=最悪な関係
【孤独】とは、人間関係の“刺激〟がなくなること!!
「孤独」というものを“筆者流の表現〟をするならば・・・『人間関係で生まれる刺激がなくなること』だと考えています。
人間は「刺激」によって、それを受け取ることにより反応をします。
反応の中には、自分が「心地よいもの」もあれば「嫌なこと」もあります。幸福感に包まれる人間関係もあればストレスになるものもあります。
孤独を恐れる人には、健全な刺激が集まらなくなります。所謂、“悪意の刺激”までも受け入れざるを得なくなってくるのです。
まとめ:【カネで買えるもの】を把握すること!!
高齢者が適切な情報を得ることができるよう、周りの人のサポートを得ながら『カネで買えるもの』を常々探して把握するようにした方が良いでしょう。
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