2019年12月28日放送のフジテレビ『ワイドナショー年末スペシャル』にM-1グランプリ2019の王者のミルクボーイが出演しました。今年のM-1は史上最高のレベルの高さだったと評判ですが、審査員の1人の松本人志さんの審査を通して、お笑いの眼力について考えます!!
今や「M-1グランプリ」は、わが国の芸能界で最大の“シンデレラストーリー”の番組ですね
【ワイドナショー】にミルクボーイ!M-1審査で松本人志の眼力
お笑い芸人にとって「M-1グランプリ決勝大会」に出て、ダウンタウンの松本人志さんに何点つけられるか?!というのがかなり大きな意味合いを持っています。
松本さんの点数の付け方】お笑いを見極める眼力!!
松本さんは、最近は「ネタ」をあまり作ったりはしていませんが、数々のお笑い番組の「企画」にも携わっており、プロ野球で言うと『4番打者で監督をやっている選手』という感じです。
言い換えれば、松本さんの凄さは「お笑い芸人のネタの見極め方がハンパない!!』ということかと思います
松本さんは過去13回でM-1グランプリの審査員を務めた!!
松本さんは過去15回あったM-1グランプリのうち、13回で審査員を務めています。
松本さんが審査員をはずれたのは、島田紳助さんが暴行事件を起こして芸能活動を謹慎した2004年大会と、M-1グランプリが5年ぶりに復活して審査員が過去の優勝者だった2015年大会の2回だけです。
【松本さんが出した】M-1グランプリ最高得点97点~82点の幅の意味!!
以下は、「M-1グランプリ2019」の松本さんがつけた得点と出場者の順位です。これを見ると分かりますが、松本さんの得点の順位が、M-1グランプリ2019の最終順位と同じになりました。
【M-1グランプリの審査員】は基準点をつける?! ネタ順の1番目は不利!!
「M-1グランプリの審査員」を過去に務めた人が、さまざまなメディア、テレビ、ラジオ、ネット番組、YouTube、ブログなどで語っていることですが、どの人も『基準となる点』を持っているようです。
つまり、ネタ順の最初に登場したコンビに出した点数が、その後に登場するコンビの比較になる…ということです。
こうしたこともあるので、M-1グランプリでは、『ネタ順の最初に登場したコンビは不利だ!!』と言われています。実際、過去15回の大会では、ネタ順が1番手で優勝したのは「中川家(2001年M-1王者)」だけでした。
【1番手でしかも歌ネタ】で低得点だったニューヨーク!!
今年のM-1グランプリは、1番手に、歌ネタで勝負した「ニューヨーク」が登場しました。ネタ自体も出来がよくなく、ちょうど2010年のM-1グランプリで、同じ1番手で歌ネタで滑った「カナリア」を彷彿とさせました。
松本さんが「ニューヨーク」に出した点数は『82点』。結果的にニューヨークは最下位(10位)になりましたが、ハプニングは、2番手に優勝候補筆頭の「かまいたち」が来たことです。
かまいたちは『UFJとUSJの言い間違いネタ』で会場をドカンドカンと沸かせました。「かまいたち」は、これ以上ナイくらいの出来で、松本さんはかまいちたちに「95点」を出して、ニューヨークとの差は『13点』の幅でした。
この時点で、残り8組の点数を、松本さんは13点のうちに収めるだろうか?! 筆者は放送を見ながら予想していていました。
そして、3組目に敗者復活から予想通り「和牛」が勝ち上がってきてネタを披露。安定した力を見せ付けて、松本さんは、和牛に「92点」をつけました。
ミルクボーイの登場までは“想定内”で進んでいた!!
今年のM-1グランプリの衝撃は、7番手に登場した「ミルクボーイ」でした。過去最高得点の681点をたたき出したのも驚きましたが、松本さんが『97点』をつけたことです。過去の審査で松本さんがつけた最高得点は2003年のフットボールアワーにつけた「97点」でした。ただし、2003年の時は、前年まで松本さんの審査は低得点(70点とか50点をつけたこともあった)でブレ幅が大きかったので、自身で点数の付け方の基準を修正したと思われます。
ですから、ミルクボーイにつけた「松本さんの97点」は過去最高評価だっと言えるでしょう!!
松本さんは「ワイドナショー」でミルクボーイに対して『衝撃だった。スカイツリーができた時の東京タワーの心境でしたね!! 高さでは勝てんなぁ~と思った!!』と語りました。
まとめ:2020年の「お笑い」を松本さんがどう作るか?!
数々のお笑い番組を企画している松本さんなので、今後、ミルクボーイを自らの番組に呼ぶか?注目ですね。
ミルクボーイがフリートークができないとは思うので、ネタ中心の番組で活躍することになるかとは思いますが、できれば、松本さんの『すべらない話』などにも出演してほしいですね。
前回のブログ【M-1グランプリ】2年間【審査員が同じ】順位を付けてみた!で筆者は2020年以後の期待の漫才師を以下のように挙げました。
ビートとラップの融合の漫才の『新作のハーモニカ』 ツッコミが独特のリズムの『東京ホテイソン』 しゃべりがとにかく凄い『令和喜多みな実(元プリマ旦那 )』 客の空気を掴むのが天才『たくろう』 アマチュアながら技術力がハンパない『ラランド』
できれば、こうしたお笑い芸人が、M-1グランプリ決勝大会に出場して、ミルクボーイのように松本さんを脱帽させるところを見てみたいですね。
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