吉本興業【文春報道】抗議表明に疑問??一体「ナニ」に勝ちたいの?

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芸能会社の所属タレントは最大の商品ですね。【資産に変えるゾ!!】で言えば、売れる商品にして、それを保ち続けるコトが重要なんですが・・・。吉本興業は、また「戦略ミス」をしましたね。

こんにちは、かつてJクラブの広報として「選手の商品価値」を高めるのに苦労した、不動産屋2代目社長とっくんです。

本日(2019年9月5日のYahooニュースの記事を読んで、『吉本興業さん、また戦略ミスしたなぁ・・・』と嘆きの声を思わず出てしまいました。

【ワイドナショー】に学ぶ!久代アナの炎上への松本人志の対応!
日曜日の朝の楽しみは、フジテレビの【ワイドナショー】ですが、本日(2019年9月1日)放送では、フジテレビの久代萌美アナウンサー(29)がダウンタウンの松本人志(55)との以前の同番組内のトークで使った言葉が原因で「ネット炎上」しているとのことでした。

【転載】Yahooニュース:吉本興業、文春に法的処置検討 EXIT・兼近の売春あっせん逮捕報道

まずは、とっくんが驚いた記事から転載しますね。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190905-00010000-spht-ent

 

【転載】:吉本興業のホームページ【重要なお知らせ】から

とっくんが最も驚いたのは、EXIT・兼近大樹さん(28)の過去の話のコトではなく、【吉本興業が週刊文春の発行元である株式会社文藝春秋社を「民事・刑事上の法的処置」を検討して・・・とホームページ上で表明したことです。

これは、全文を転載します。

【全文転載】吉本興業の「当社所属タレント兼近大樹に関する一部報道について」

株式会社文藝春秋社が発行する雑誌「週刊文春」(2019年9月12日号)において、弊社所属タレント「EXIT」兼近大樹(以下、「兼近」といいます。)について、過去に刑事処分を受けた事実があるという内容の記事(以下、「本件記事」といいます。)が掲載されております。

弊社所属タレントに限らず、ある者が刑事事件につき被疑者となり又は有罪判決を受けたという事実は、その名誉又は信用に直接関わる事項として、プライバシー権・名誉権による憲法上の保護を受けることが裁判例上確立しています。そして、その者が有罪判決を受けた後は、更生し、社会に復帰することが期待されているところ、公益を図る目的なしに前科に係る事実を実名で報道することは、不法行為を構成し得る行為とされております。しかも、当該刑事処分が未成年の時点での犯行に対するものである場合には、成人後に犯した犯罪に対する刑事処分よりもその報道について一層の留意が必要であると考えられます。仮に、未成年時の前科に係る事実を、その事件から長期間経過した後に、正当な理由なく軽々に実名で報道することが許されるとすれば、未成年の者についてその後の更生の機会を奪ってしまうことになりかねず、社会全体として非常に危惧すべき問題であることは明白です。

本件記事は、兼近が未成年であり、弊社に所属して芸能活動を開始する前の2011年の時点における事実を、公益を図る目的なく報道するものであり、弊社所属タレントのプライバシー権・名誉権に対する重大な侵害にあたると考えざるを得ません。また、本件記事は、兼近が何らの刑事処分を受けていない事実についても、あたかも兼近が犯罪行為を行ったかのように伝えており、この点においても弊社所属タレントへの著しい権利侵害となるものです。

弊社としては、週刊文春の発行元である株式会社文藝春秋社に対し、事前に、①本件記事は公益性なく弊社所属タレントの前科を実名で報道するものである、②しかも、当該前科はタレントが芸能活動を開始する前の未成年の時点におけるものである、③さらに、何ら刑事処分を受けていない事実についても、あたかも犯罪行為を行ったものであるかのように報道するものであり、兼近の人権を著しく侵害するものであることを伝えておりました。しかし、文藝春秋社は、これらの点を全く考慮することなく、本件記事を掲載するに至っており、弊社としては、同社の報道機関としての倫理観・人権意識の希薄さについて大変遺憾に考えており、文藝春秋社に対し本件記事を掲載した行為について強く抗議するとともに、民事・刑事上の法的措置についても検討して参る所存です。

また、弊社は本件事実について兼近より事前に相談を受けておりましたが、兼近がその後自らの行為を反省、悔悟し、当時の関係者とは一切の関係を断ち切り更生して新たな人生として芸能活動を続けており、また、上記のとおり未成年時代の前科という高度のプライバシー情報であることも鑑みて特段の公表はせずにおりました。弊社としては兼近が今後も芸能活動を通じて社会に貢献できるよう、芸能活動のマネジメントを通じて最大限に協力してまいります。取引先各位におかれましても、未成年時代の前科・前歴に係る事実が重大なプライバシーに関する事柄であること、何ら刑事処分を受けていない事実について犯罪行為を行ったかのように報道されることが弊社所属タレントの権利を著しく侵害する行為であることについてご理解いただいた上、兼近のタレント・私人としての生活に支障が出ることの無いよう、この場を借りて切にお願い申し上げます。

http://www.yoshimoto.co.jp/corp/news/media/media190905.html から転載

 

【悲報】吉本興業:言っているコトは正論だけど・・・

とっくんは、社会通念からして、吉本興業の週刊文春への「怒り」は当然だと思いますし、言っているコトは「正論」だとは思っています。

ですが、どうですか?!

皆さま、この「抗議表明」。吉本興業は長々と書いていますが冗長すぎませんか?!

しかも、コレ(抗議表明)をやることで、タレントを【資産に変えるゾ!!】はできるでしょうか?

 

【悲報】せっかくタレントが、お手本のようなメディア対応をしていたのに?!

一方で、今回、週刊文春に報道される側のEXIT・兼近さんは、ほぼ理想的なメディア対応をしていました。

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週刊文春の見出し『吉本から誰にも言うなと・・・』というのは、文春側の意図的な報道ですが、こと兼近さんの『いつかは(取材が)来るのでその時は全部話したいと思っていました・・・』という答えは、多くの人の「常識的な選択肢と同じ」であり、コレを見て『嘘をついていた!!』と反感を持つ人をあまりいないでしょう。

それだけに・・・、タレントを守る立場の吉本興業の対応は残念でなりません。

 

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まとめ:タレントを【資産に変えるゾ!!】の戦略を!!

タレントを守る立場の吉本興業が、この場で言うべきでもない“正論”を言ったところで、彼らは「ナニに対して」勝利を得たいのでしょうか?

・週刊文春との裁判ですか?
・タレントの市場価値を高めるコトですか?

 

もちろん、吉本興業は後者を選ぶべき立場です。

 

この前の『反社会勢力の会合出席問題』を発端とした一連の騒動でも、吉本興業は同じミスをしましたよね。

大丈夫ですかねぇ~??

最後に・・・

お笑いファンのとっくんから、吉本興業さんに漫才ネタを送ります。

とっくん一押しの若手漫才「シンクロニシティ」のネタです!! これを見て自らを笑ってください。

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