【成功する人or失敗する人】資金繰りに苦労していた友人破産へ

ビジネス
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以前の記事で『資金繰りに苦労している友人』のことを紹介しました。その記事の「まとめ」で友人に『手数料ビジネスの方が向いている』とアドバイスしたことを書きました。その友人ですが、どうやら「破産手続き」に入ったようです。今回の記事では『成功する人 失敗する人』について考えたいと思います。

前回、資金繰りに苦労している友人の話は、ブログ記事にしたので、こちらをご覧ください。

【ファクタリング成功】資金繰り地獄から開放された友人【朗報】
資金繰りに苦慮している長年の友人は、結局、『ファクタリングの会社』から資金調達ができたようです。本日、友人から連絡がありました。

【成功する人or失敗する人】資金繰りに苦労していた友人が破産!!

この友人のことを記事にした際、彼の資金繰りはもう限界に達していました。長年の友人ですが、事業を失敗すると分かっている人間にお金を貸すことはできません。

彼との関係を清算する覚悟で、前回の記事のまとめには、以下のように書きました。

友人に『手数料ビジネスの方が向いている』とアドバイス!!

「資金調達」に奔走するのは経営者の宿命です。しかしながら、筆者の友人のようにいつもいつも「資金繰りのために」借金をお願いしているようでは、その人の信頼性は地に落ちます。

ここは、友人との関係が終わっても良い!というつもりでアドバイスをしました。

友人のビジネスモデルは「リフォーム」などの営業で、客をとって自らが職人や工務店に発注して仕事を受注するというものです。
しかしながら、友人は建設の知識はほとんどありません。〝素人に毛が生えた程度〟の経験と知識で、工務店や職人と渡り合おうとしています。

一方で、金融に関しては元銀行マンなので(※その銀行も浮き貸しをして解雇された)、多少の知識はありますが・・・。
いつもいつも、他人にだまされて、今や、彼の母親の不動産も差押え状態です。これは明らかに「ビジネスモデル」が間違っています。

まずは、彼がコンサルタントのような職業をするのであれば、ちゃんと法律に基づいた「業」、例えば不動産屋のような宅建業でもいいですし、その他コンサルタント業でも、手数料をしっかりともらえるような専門性を持つ必要があります。

あまり「業」についての勉強をしないタイプの人なので、面倒くさいことはしない!という考え方なのかもしれませんが、その結果、資金繰りに苦労して失敗しています。
自らの知識・経験を【資産に変える!!】するためにも、専門性を身につけて、手数料ビジネスでしっかりと稼げるようにした方がいいと思います。

今回はそのことをじっくりと話し合いました。

 

不動産のビジネスモデルは『手数料ビジネス』です!!

筆者の友人に『手数料ビジネスでしっかり稼げ!!』とアドバイスした理由は、筆者自身がソレで儲けているからです。
実際、これだけブログ記事を執筆できる時間が取れる理由も、本業の不動産屋でしっかりと儲けを出しているからです。そして、そのビジネスモデルの中心は『不動産の売買契約の仲介手数料』です。

これは、事業のリスクを考えてみた場合に、最も効率的なものです。
不動産業は、仲介の際には、明らかなミスが原因でお客様に損害を与えてしまった場合にのみ「損害賠償」というリスクを負うことになりますが、こうしたリスクも扱う不動産物件の選んでいたら、ほとんどリスクは生じません。

その上で、定期的に売買契約の仲介を決めたら、手数料(=粗利益がほぼ100%)という安全な売上を上げることができます。

【悲報】友人の失敗は目に見えていた!!

友人のビジネスモデルは、「リフォーム事業」で、客を取ってきては、自らが職人や工務店に発注して仕事を受注していく―というものでした。

住宅産業、リフォーム事業を含めて、この分野は“クレーム産業”と揶揄されるように、出来上がった仕事に関しての不備などが生じて、クレームをはじめとしたさまざまなトラブルが発生しやすいものです。

ですから、多くのハウスメーカーが“クレーム”などを想定して、最初からそれ相当の「利益を上乗せして住宅を販売したりする」ものです。

お客様からのクレームに加えて、工事仮定で「部材の発注ミス」「工期の遅れ」「事故やトラブル」など、想定もしてなかったようなトラブルが生じるものです。リスクが高い業種であることは間違いありません。

それなのに、友人は「リスクが生じない」がごとく“根拠なき楽観主義”で事業をやっていたので、常にそのことに関して警鐘を鳴らしていました。

友人は「ブローカー」なりに手数料ビジネスを徹底すればよかった!!

結論を言えば、こうしたことになります。彼がやっているビジネスは「ブローカー」です。ならば、正当な手数料をもらえるようなシステムを作ればよかっただけの話で、ブローカーが手数料だけでなく、“仕入れ”までもやってしまっては、失敗のリスクがかなり高くなります。

 

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まとめ:事業性のリスクは「不動産の含み益」でカバーを!!

筆者が現在実施している「住宅展示場モデル」は、所有不動産の含み益があるので、強気で銀行からお金を調達できているのです。

詳しくは過去のブログ記事を参照してください。

【不動産】ローコスト住宅の「住宅展示場」が完成!鍵の引渡し式
当社の2戸目の「住宅手展示場」が完成し、鍵の引渡し式でした。あとは「外溝工事を残すのみ」となりましたが、少し早く、当社が引き取りました。毎週末は「住宅展示場のオープンハウス」として活用します。

不動産の含み益は、その不動産が売れた場合に資金回収が一気にできるという特徴があります。ただし、不動産が長年売れなかった場合には、“不良債権化”する場合もあります。

筆者は、不動産が不良債権化しないようにするために「新築住宅」という分野に特化してビジネス展開をしています。

新築住宅に関しては、かなり正確な市場調査の結果を持っているので、ビジネスの展開を考えても予測が簡単にできます。

当社は、こうした「新築住宅」に関しては、土地の仕入れ値をかなり安く抑えているので、その時点で「不動産の含み益」が生じているわけです。
言い換えれば、最初から「リスクなしの勝てる土俵で勝負をしている」というわけです。

友人は「破産すること」になったら、現在の奥さん(※彼はバツイチで2度目の結婚)から三行半を突きつけられることになると思います。そうなると、彼は「バツ2」になるわけで、精神的なダメージは計り知れないでしょうね。

最後に・・・、ビジネスに成功する人は「緻密に事業のリスクのことを計算して、事前にそのことの対応策を講じている人たち」です。友人のような“根拠なき楽観主義者”が成功を勝ち取る可能性はほとんどありません。

残念なことではありますが、友人が「破産する」のは自明の理だったと思います。

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