飲食店にとっては“冬の時代”というべきでしょうか? 『忘年会スルー』の報道がされたばかりですが、どうやら今年は飲食店の倒産が過去最高になる見込みだそうです。
筆者も今年は「忘年会スルー」しました。ぎっくり腰になってしまい、いくつかの忘年会をキャンセルしました。
【忘年会スルー&消費税増税】が影響か?飲食店の倒産が過去最高
筆者は、これまでに数え切れないくらいの「飲み会」には出たので、『もう、しばらくはいいかな…』という感じもあり、今年の忘年会はスルーでした。
飲食店の倒産が過去最高のペースで!!
報道によると『飲食店の倒産が過去最高のペースで進んでいる』とのことです。消費税の増税もあり、飲食業界の逆風は留まるところがありませんね。
帝国データバンクの発表からの記事によると「飲食店は冬の時代へ」
以下は、ヤフーニュースの記事の転載です。帝国データバンクの調べを元にした「分析記事」です。
飲食店が厳しい状況に置かれている。節約志向の高まりに加え、今年10月に消費税率の引き上げとそれに伴う軽減税率が導入されたことで、消費者はテイクアウトやデリバリーなどの中食や、内食を選ぶ傾向が強まったと言われる。飲食店は他にも、人手不足、社長の高齢化、後継者問題、キャッシュレス化、改正健康増進法の施行が2020年に控えるなど今後も懸念が尽きない。
2019年(1月~11月)の飲食店の倒産件数は11月時点で668件発生し、過去最多となるペースで推移している。
消費者の節約志向は高まる一方で、外食を控えて中食や内食を選ぶ消費者が増加している。そのようななか今年10月には消費税率が10%に引き上げられ、それに伴い導入された軽減税率により、テイクアウトやデリバリーなどは消費税率が8%に据え置かれたのに対し、飲食店の店内で食事をすると消費税率が10%となったことなども客離れの要因となった。帝国データバンクが発表している景気動向調査によると、10月の飲食店の景気DIは前月比6.3ポイント減の37.3となり、その影響が伺える。
また、「人手不足」が原因となり倒産するケースが増えつつあり、これからさらに増加する可能性もある。実際、帝国データバンクが2019年11月に発表した『人手不足に対する企業の動向調査』では、飲食店では非正社員について78.3%の事業者が人手不足を感じていると回答している。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191213-00010000-teikokudb-ind&p=2 から転載
飲食店の倒産増の要因は?!
これは、専門からの意見をまとめた形で項目だけを紹介します。
軽減税率
2019年10月からの消費税増税」ですが「軽減税率」という分かりにいく制度をぶち込んだために、飲食で言えば「家に持ち帰れば税率8%のまま」というのもあり、消費者のマインドとしては「外食を控えよう」という気持ちが高まったと思います。
人手不足
実際、この「人手不足」が最も深刻かと思います。元々、飲食業は仕事の内容がハードなので、人が集まりにくい分野だったのに加えて、人件費の高騰、「働き方改革」などの労働者の意識の変革もあり、飲食業で夜や深夜に働く人が少なくなったということです。
飲食店の後継者不足
これは、飲食店を経営している所の経営者が高齢の人が多く、後継者が不足しているという指摘です。恐らくは、「飲食業自体」の働き方の違いも出てきて、後継者となる若い人が育たなかったのかもしれません。
まとめ:大手の勝ち組の飲食店と徹底組に分かれるだろう!!
飲食店の経営は、やはりその店の「味とサービス、それにブランド力」が総合的なに出てきます。
筆者の仕事柄、店舗関係の賃貸物件を仲介しているため「飲食業のお客様」を多数、抱えています。ですので、『飲食業の冬の時代到来』などが言われると、筆者としてもアンテナを高くして、店ごと、飲食の業種ごとの情報収集をしなければならないと思っています。
先週、業界の情報を得たくて、『わたしの30分、売りはじめます。あなたの30分、買ってみます。 +【タイムチケット】
その人のプロフィールを読んで『この業界のことを知りたい…』と思って、その人の時間を購入して、一緒に食事をしました。
筆者が、一緒に食事をした相手が「飲食業界経験者」だったので、業界の仕組みや将来性などをたっぷりと聞かせてもらいました。やはり「忘年会スルー」の傾向は実際にあるようで、業界的にはかなりの危機感を募らせている―ということが理解できました。
今後は、大手を中心とした飲食業の再編と、客のニーズを満たすことができなかった飲食店の倒産がますます進む―と思います。このことについても、別途、記事にしますのでよろしくお願いします。
本日もブログ記事を最後までお読みくださって、心より感謝申し上げます!!