【ビジネスモデル】ゼロから東証1部企業を作った男が語った方法

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去年の夏に書いた記事【ビジネスモデル考察】売れる【モノと仕組み】の作り方を紹介!のまとめで、『予告編』として、筆者がこれまで出会った企業家のナマの話を語る――としていました。今回は、筆者がこれまで出会ったベンチャー企業家で『ゼロから会社を立ち上げて東証1部企業まで成長させた人物の話』をしたいと思います。

とっくん

今回の記事の内容と特徴をまとめます!!
【対象者】→ベンチャー企業家やビジネスモデルに関心がある方
【方向性】→筆者があるベンチャー企業家と過ごした経験を語ります
【有効性】→ビジネスモデル構築のための基本が分かるかと思います

【ビジネスモデル】ゼロから東証1部企業を作った男が語った方法

いきなり「謝罪」します!!

このブログサイト【資産に変える実体験ブログWordPress専用クラウド型レンタルサーバー『wpX Speed』使用】では、筆者自らが実体験に基づく記事を書いています。職務上、どうしても『匿名ブログ』にせざるを得なかったので、今回の記事で取り上げた『ゼロから企業して東証1部上場企業を作った人』も匿名にします。

 

 

 

人材派遣業をゼロから立ち上げて10年後にIPO(株式上場)した!!

この会社のことは「匿名」ですが、以下のような会社の沿革です。

1990年  株式会社設立
2000年 ナスダック・ジャパン市場(現・JASDAQ)に株式上場
2016年  東京証券取引所市場第二部へ市場変更
東京証券取引所市場第一部へ銘柄指定

 

 

ベンチャー企業家との出会いはJリーグクラブ

詳しくは書けませんが、このベンチャー企業家との出会いは、あるJリーグクラブでの仕事が縁でした。

 

 

【ゼロから東証1部企業】を作った男が語ったこと!!

そのベンチャー企業家は、筆者にいろいろなことを教えてくれました。教える理由としては、その企業家が出資した会社のマネージャーに筆者が着任したからです。

当時の筆者は、ロバート・キヨサキ著『金持ち父さん』を何度も読み返していましたので、この便キャー企業家の言葉を「金持ち父さんの金言」のようなつもりで聞いていました。そして、彼の言葉を毎日、メモに残していました。

 

 

【ベンチャー企業家】が語ったこと!! ~努力と根性ではない~

筆者は元新聞記者です。会話の中で相手の話を聞きだすのは得意中の得意です。

そのベンチャー企業家が出資した会社は、彼のメインの会社とは違う場所にあったので、会社に関与できるのは「週末のみ」でした。既に、当時、彼の会社は「ジャスダック」に上場していたので、この会社への投資は『彼個人のお金』でやっていました。

彼がまずやったことは『自分の分身のような存在』をつくることでした。そして、筆者がそのターゲットに選ばれたのです。

こうした事情が分かっていたので、筆者も彼と一緒にいる際には、さまざまな質問をしました。

彼は、ゼロから起業して10年で会社を上場させました。そのやり方については…

ベンチャー企業を立ち上げて上場させるのは、努力と根性ではできない!! ちゃんとした方法があるんだよ!!

…と語っていました。

上場会社をつくる方法 その① 最初の資金調達のお金は絶対に赤字にしないこと

彼がフリーの技術者から起業した際、自らの資金と親戚から借りたお金で賄っていましたが、最初のビジネスでは、「絶対に赤字にしないこと」を実践したそうです。

これは、筆者もその後、起業支援マネジャーをやって彼の言葉が本当であることを理解しました。多くの起業家の失敗は「小さく産んで大きく育てる」ということをしないで「小さく産んで小さく育てる」になったりします。これでは、その後の会社の資金繰りができません。

上場会社をつくる方法 その② 会社が上場するかどうかの方向性を決めていくこと

もしも起業家が「将来的に会社を上場させたい」と思っていなかったら、会社の形態そのものが上場会社にはなりません。

上場企業のメリットは「資金調達の方策が多元化すること」が第一です。起業時点から、将来の上場に備えたコンプライアンスとビジネスモデルを整える必要があります。

上場会社をつくる方法 その③ ベンチャーキャピタルから投資を得ること

ベンチャーキャピタル(以下「VC」)は、その起業家の事業の将来性を見込んで、その会社が上場した際の「利益」のために投資(出資)します。

金融機関の融資は「借金」なので、返す必要がありますが、VCの投資は、さまざま条件がつくとはいえ、借金ではありませんので、お金を返す必要がありません。

上場会社をつくる方法 その④ 会社の企業価値を可視化できるようにすること

VCからの出資が成立したら、そこからはVC側も関与して「上場までのプロセス」を歩むことになります。具体的には、社内体制の整備とビジネスモデルの強化、人材の獲得、上場幹事証券会社の選定などが始まります。

VC各社は、親会社の業種がさまざまですが、この企業家の場合は「証券会社系のVC」でしたので、そのレールに乗って会社経営をやったそうです。

経営者はこの時点から、自社の「企業価値」を可視化する考え方に変わります。会社の資産やビジネスモデル、成長、将来性などを考えて、どのくらいの企業価値があるか―を常に意識します。

 

【ベンチャー企業家】が語ったこと!! ~24時間365日働けるか~

最初の言葉とは矛盾するようですが、この企業家が筆者に求めたのは『あなたは、このミッションのために24時間、365日働けますか?』ということでした。

「努力と根性だけではムリ」ということは、彼は言っていましたが、自らの“分身”(部下)には『24時間、365日』を求めるのでした。

この時の筆者の返答は『もちろん、大丈夫です!!』と宣言しました。しかしながら、心の中では、ある程度のメドをつけて、ノウハウが分かったら、この会社を去ろうと決意しました。

『自分以外の会社のために、誰が24時間、365日働きますか?!』

 

【ベンチャー企業家】が語ったこと!! ~企業の成長の方法は4つ~

これは、企業家が語ったというよりも、昔から言われていたことですが、改めて『正しい』と認識しました。

・安く仕入れて高く売る
・安く作って高く売る
・安く作らせて高く売る
・三方よしを実現する、Win-Winを成立させる

 

【ベンチャー企業家】が語ったこと!! ~1億、5億、10億の経営者~

彼が言うには「起業家が創業者であり、上場後もその会社の経営者に留まる場合」には、経営者としての成長が必要だ、と語っていました。

・売上1億円の会社の社長は個人事業
・売上5億円の会社の社長は、小規模タイプの経営者
・売上10億円の会社の社長は、マネジメント必須

このベンチャー企業家が上場した当時は、新興市場では売上高10億円でも上場できたケースがありました。今は、上場までの経費を考えると、売上高10億円では、上場のメリットよりもリスクが高くなったと思います。

ですので、上記の言葉は、その当時の話と理解してください。

要するに「会社は売上高の規模に応じて、会社の形態が変わってくるので、それにあわせて経営の仕事も異なってくる」ということです。

 

 

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まとめ:ベンチャー企業家の言葉を「今」も実践している!!

筆者はその後、このベンチャー企業家との仕事を半年で終わらせ、ある財団のインキュベーションマネジャーに転職しました。彼が言っていた『24時間、365日の仕事は本当だった』ので、こんなことを続けていては身体がやられる―と思い、転職活動をやっていました。また、いずれは父親の会社(不動産業)に戻るつもりでしたので、良いトレーニング期間になりました。

このベンチャー企業家の語ったことは、その後、筆者が携わった業務においても『彼が言っていたことはすべて正しかった!!』と実感することができました。

このブログサイト【資産に変える実体験ブログWordPress専用クラウド型レンタルサーバー『wpX Speed』使用】の運営おいても、ベンチャー企業家の言葉どおりを実践しているつもりです。
不動産投資についても同様です!! すべての応用ができるので、そうした意味では、短かったですが彼との仕事は筆者にとっては大変有意義なものでした。
以上、長々と書きましたが、最後まで記事を読んでいただき誠にありがとうございます。

もし、よろしかったら、筆者の「リアルな不動産投資」の記事も合わせて読んでみてください。

 

 

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