『賃貸 vs 持ち家』とっちが得か? この誰もが論じる議論について、今回のブログ記事で一定の答えを出したいと思います。キーワードは〝発想の転換〟です!! よかったら最後までお読みください。
皆さま、こんにちは。「家」をどのようにして【資産に変えるか!!】を常に考えている、不動産屋2代目社長のとっくんです。
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今回のブログ記事で【賃貸住宅or持ち家】のどちらが得か? に一定の答えを出したいと思います。そのためには、同じ議論でも3つの異なった視点を持たなければなりません。
皆さまは「家」をどのようなものだとお考えですか?
・家族と一緒に住んで子どもを育てる場所 ・自分が生活をする場所 ・生活をする場のためにお金を払ってもよい場所
ちょっと意地悪な質問ですが、もし「家」がなければ、皆さまはどのような人生を送りますか?
・ホームレスになる? ・旅人のようにホテル住まいで、いろいろなところを移り住む? ・会社や企業の「寮や官舎」に住む?
住むなら(使うなら)【賃貸住宅or持ち家】のどっち?
まず最初の考え方です。「家」を住む(使う)という観点から考えていきます。
是非、皆さまの生活パターンからこの命題を考えてみてください。
寝る所、生活する所があれば「家」にこだわらなくても生きていける!!
仏教の開祖であるブッダ(釈迦)は、出家する前はある国の王子でしたが、出家して以来、すべてを捨てて「家」までも持ちませんでした。
「所有する」という考えを持ったら、そこに執着が生まれ、そのことが自分の心に「苦」をもたらすと考えて、家などもムダなもの(必要がないもの)としたのです。
では、どうやって生活をしていたかというと、諸国を回り、托鉢や布施で生きるための糧を得ていました。
「家」にナニを求めるか?!によって使い方や考え方が変わる!!
皆さまに、「ブッダのような生き方をしろ!」と言っているわけではありません。家にナニを求めるか?によってその使い方がを考えて欲しいと思います。
通常、結婚して子どもが生まれると、子どもの成長に応じて幼稚園→小学校→中学校→高校・・・と学校に通うことになります。
もしも「家」の場所が一定していなければ、子どもはその度に転校しなければなりませんし、皆さまの仕事の都合も大きく変わってきます。
なので、一般的にはその家族の収入源の中心である夫or妻の職場の近くに・・・というのが「家」の基本的な考え方でしょう。
よくあるケースで、夫or妻の「単身赴任」もありますが、これは、ドコに家の拠点をおくか? が家族の生活のパターンの中で異なったというのが理由です。
家を「定住の場所」と決めて生活パターンを考えると?!
では、「家」を中心にして、その場所にずっと住み続けることを念頭に、皆さまの仕事や子どもたちの学校をことを考えたとしますと・・・。
このような生活では「引越し」はなくなります。
引っ越しがなくなった家に生涯住み続けるということなれば、この「家」にどのようなお金をかけますか?
払うなら【賃貸住宅or持ち家】のどっち?
賃貸住宅の持ち主は大家さん。持ち家の持ち主は皆さまご本人です。
では、住むことに関してどのように違うでしょうか?
基本、自分たちの心の中で「他人のものor自分のもの」と感じるだけで、あとは同じですね。
では「払うこと」に関してはどのような違いがあるでしょうか?
これは、「賃料」を皆さまが大家さんに支払い、大家さんは「家の所有・維持」に関わる費用を支出します。
「家」という不動産は・・・、
①買う際に税金・経費がかかります ②所有している際に税金・経費がかかります ③売る際に税金・経費がかかります
そして、もしも「家」を所有していたら『買うー売る』際に利益or損益が出ますし『貸す』で利益or損益が出ます。
資産にするなら【賃貸住宅or持ち家】のどっち?
次に別の視点で「家」を考えてみます!!
このブログのテーマは、すべてのモノを【資産に変えるゾ!!】ですが、もしも、皆さまが「家」を所有していなければ「資産に変えること」はできないでしょうか?
そんなことはありません!!
賃貸住宅であっても、これを「転貸する」や「スペース貸しする」「民泊をする」などで収益を挙げることができます。
また、皆さまがそこで商売・事業をやることによって、それらの売上の中から賃料を支払うことだって、税務会計上の「損金」として認められることがあります。
ネット内での議論【賃貸住宅or持ち家】のどっち?
ここまで「3つの視点」で「賃貸住宅or持ち家」を考えてきましたが、ネットなどで論争されている、議論の代表的なものをまとめてみました。
割とネットでは「賃貸派」の方が多かったような気がします。なので、「持ち家」のデメリットを取り上げてみます。
【持ち家のデメリット ~ネットの意見】
・長期間のローン契約と返済
・住み替えが難しい
・売却が難しい
・住宅の中古売買市場が小さい
・隣人とのトラブルが起きても、持ち家より気軽に引越しをすることができる
・世帯主の年収がダウンした場合でも、家賃の安い物件に移り倹約することができる
・最終的に老後は老人ホームや高齢者住宅にいくという選択肢も残せる
これを見ても分かるように『ダレが持ち家のお金を払うのか?』という議論で、その大前提が『家に住む本人だ!』という考え方です。
果たして?「家」にお金を払うのは本人だけなの?
もしも、皆さまが「仕事or事業をする」ために、その「家」に住む(居る)必要があるのならば、家に関する支出(経費)は、その〝事業など〟によって賄うことができます。
もしも、「家の所有」に関して、ダレが?! にこだわらないのであれば、皆さまの立場から合理的なものに所有をさせたほうが便利です!!
「家」を所有しない!! 会社所有にして「家は住宅展示場兼事務所」である!!
これが、とっくんのやり方です。
このブログでも書いていますが、現在、2つめの「住宅展示場兼事務所」を建設中です。
これは、リアルタイムでブログ記事していますので、是非、こちらの記事もお読みください。
ナゼ「住宅展示場」なのか?
これは不動産屋の独特のシステムで、それを「事務所」としてしまっては、管轄の都道府県に「業者としての変更の届出」を出さなければなりません。また、所属している信用保証協会の会費も高くなります。なので、あくまでも『一時的に使用している住宅展示場』なのです。
では「住んでいない」のか? イヤ~、管理上寝泊りをしています!!
住宅展示場なので「家」という解釈ではないのですが、では、とっくん一家はそこに住んでないのでしょうか? その答えは微妙ですね。
「住んでいる」というよりも、住宅展示場の管理上、〝寝泊り〟をしている、という感じです。
さらに、現在使っている「住宅展示場」は、来年にはそこを『トイプードルの犬舎』とするので、あくまでもブリーダー事業(子犬を販売する)の場として活用することにしています。犬舎を運営していく上で、管理上、寝泊りをする必要があるので、寝泊りをしています。
つまり、外形上は「住んでいる」のかもしれませんが、会計上、税務上は『必要に応じて滞在・寝泊りをしている・・・』という説明がつきます。
まとめ:【賃貸住宅or持ち家】のお金をドコから払うの?!
とっくんは不動産屋なので、「家」を売るor仲介する、ということに関してそれを事業として行い、経費を計上することができます。
しかしながら、不動産屋以外でも他の業種でも「家」を経費にすることができるものはたくさんあります。
「経費にできる」ということは、結果として自分の〝生活〟に関するものに対してお金を支払わなくてもよいので、結果的に「家」を【資産に変えるゾ!!】を実践していることになります。
このほか、「家」の経費、中でも建設費など取得費用は、すべて『事業資金』で賄いました。当然、住宅ローンよりも利率は高いですが、それでも、事業との整合性があれば、事業資金の方が遥かに便利が良いものです。
今回のブログ記事の結論です。
【賃貸住宅or持ち家】の議論はナンセンスです!!
外形的に見える「家」の使い方と「会計上、税務上、所有権上の姿」との違いを理解し、自らの生活のパターンに応じてこれを戦略的に変えていければ、皆さまにとっての〝最適な答え〟が見つかると思います。
今回のブログ記事、最後までお読みいただき心より感謝しております。