【不動産広さ比較】1坪は何㎡?1㎡は何坪?建築費の坪単価は?

不動産
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不動産をやっていると、広さの「単位」が異なることで混乱を引き起こすことがよくあります。公的な表示は「㎡表示」が主ですが、慣習的には「坪表示」が一般的です。このほか、「畳表示」も地方によっては広さが異なったりしています。そこで、今回は「まとめ」の意味で広さについての記事を書きました。

皆さま、こんにちは。現在住宅展示場と駐車場を運営している、不動産屋2代目社長のとっくんです。(トップ写真は同住宅展示場です)

 

不動産表示は「㎡表示」「坪表示」の両表記が原則!!

不動産の物件を探していると「広さ」が最も重要なファクターであることは間違いありません。しかしながら、「㎡表示」と「坪表示」の両方がされている場合、

・㎡表示から→坪表示へ ㎡表示×0.3025=坪表示
・坪表示から→㎡表示へ 坪表示÷0.3025=㎡表示

この「0.3025」は何度も使う数字なので、これだけは暗記しておいてください。

その上で、『坪>>㎡』とさえ覚えていれば、この「0.3025」を、掛けるor割るによって、
㎡が分かっていて坪を求めるときには掛けて、
逆に、坪が分かっていて㎡を求めるときには割る、と理解した方が簡単です。

これは「慣れ」なので、使っているうちに自然に身につきます。

「㎡表示」「坪表示」に「畳表示」を加えると・・・?!

畳は一般的に部屋の広さを表す単位で、所謂、部屋に畳が何枚はいるか?! で広さを理解します。

これにざっと「㎡表示」と「坪表示」とを合わせて比べてみると・・・

・6畳= 9.72㎡ =約3坪
・8畳 =12.96㎡ =約4坪
・10畳 =16.20㎡ =約5坪
・12畳= 19.44㎡= 約6坪
・18畳 =29.16㎡= 約9坪
・20畳 =32.40㎡= 約10坪

※「不動産の表示に関する公正競争規約(表示規約)」で定められている1畳=1.62m2に基づき算出

これを見ても分かるように「1坪は約2畳」です。ただし、畳の大きさは地方によって異なったりします。

畳の広さは地方やモジュールによって異なる!!

畳1枚の広さは具体的にどれくらいになるのでしょうか?! これは、地域慣習や建築メーカーなどによってことなります。

その要因としては、建築の際、在来工法で「柱を基準に建築していく」ので、尺単位に柱を立てて、そこに壁を設置していくことになります。つまり「柱と柱の中心の距離を示している」ので、実際には柱や壁の厚さの分だけ少しだけ狭くなるというわけです。また、壁の厚みによって部屋の広さも微妙に変わるので、「6畳」と言っても実際の広さが少し変わることがあります。

【地域による畳の大きさの違い】
名称          1畳の大きさ
京間(西日本エリア)  191.0cm× 横 95.5cm=1.82㎡
中京間(東海エリア)  182.0cm× 横 91.0cm=1.65㎡
江戸間(東日本エリア) 176.0cm× 横 87.8cm=1.54㎡
団地間(エリアに関係なく多くの団地で採用) 170.0cm× 横 85.0cm=1.44㎡

ちなみに、『不動産の表示に関する公正競争規約(表示規約)』、畳1枚当たりの広さは、1.62㎡以上となっています。

 

住宅の広さの基準は?!

居住用の建物は、そこに住む人のライフスタイルによって、必要な広さが違います。

1人暮らし、学生、独身、同棲カップル、子ども(幼児)、子ども(小中学生)、子ども(高校生以上)、夫婦のみ――などに応じて、必要な広さや部屋数が変わってきます。

国土交通省『住生活基本計画』では、健康で文化的な住生活を送るために必要不可欠な面積として、『単身者で25㎡、2人以上の場合で10㎡×世帯人数+10㎡』とされています。これは最低限必要な面積です。

ここでは、「多様なライフスタイルに対応するために必要と考えられる住宅の面積に関する水準」も設けられています。上の表をご参照ください。

 

ローコスト住宅は延べ床面積が100㎡前後!!

とっくんは、ローコスト住宅に居住(使用)していますが、3LDKタイプで100㎡以下の広さです。ここに家族4人と犬1匹で生活しています。

今のところ、たいした不便は感じていませんが、それは、実家の物置と別宅にある程度の荷物を置いているから、できることだと思います。

一方で、『ローコスト住宅』と呼ばれる安価な建売住宅は、大体上記の広さが多いです。

ハウスメーカーが営業に使う『建築費の坪単価』ってナニ?!

ハウスメーカーの広告やパンフレットなどで目にする「坪単価」という表示を目にすると思います。これは「1坪当たりの建築費がいくらか?」を示しています。

ところが、計算方法としてあまりアテにならないことがあります。
その理由としては・・・

・仕様や造りが同一ではないことがある
・外構費やガスや電気の工事代などが含まれない場合がある
・諸経費のことが考慮されていない

つまり、価格の基準が一定ではないため、「坪単価」だけでは比較のしようがない!という場合が多いのです。

さらに、住宅建設には、諸経費の計算や、施主が建設途中で「設計変更やオプション追加」などを言ってきて余計な経費がかかった場合や、想定外のことで建築日程が変わった場合、地盤調査の結果、地盤改良の費用が別にかかったり、外溝工事費用など別途にかかりますので、これらを考慮すると「坪単価」はあまりアテにならないこともあります。

 

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まとめ:「展示場やオープンハウス」を数多くチェック!!

何事も「現場を見ること」が大切です。不動産は「一生に一度の買い物」になる可能性もありますので、とにかく皆さまの観察眼を鍛える必要があります。

そのためには、住宅展示場やオープンハウスなどを実際に見て、担当者に積極的に質問しましょう!!

 

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