皆さまは「化粧品選び」をどのような視点でやってますか? 女性の多くが「化粧品に関する知識」が豊富にあるように見えますが、果たしてそうでしょうか? 今回のブログ記事では『自社工場』『健康食品製造』という切り口から、化粧品会社を選ぶコツについてご紹介します!!
こんにちは。「企業誘致の仕事」が最も楽しかった、不動産屋の2代目社長とっくんです。
不動産屋のとっくんが『どうして化粧品のネタを書くの?』と突っ込まれそうですね。
とっくんのプロフィールにも書きましたが、かつて某県の『企業誘致課の参与』を務めていました。
企業誘致の世界は、自治体間の競争が最も激しい部署です。
それぞれの自治体は、企業誘致政策に最も力を入れていますし、(企業誘致が成功することで)①税収が上がる②雇用が増える――という2つの大きなメリットがあります。
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企業誘致の担当から見た【化粧品業界】
これは、企業誘致にとってはかなり大きな業界です。どういうことかと申しますと・・・、化粧品メーカー、特に工場を持っている会社をその地域に誘致ができたら、①設備投資増による経済効果②固定資産税等の収益増③法人関係の税収増④雇用増による地域経済の活性化ーーとにかく、挙げればきりがないほどのメリットをもたらします。
ですから、どの自治体も『化粧品業界への誘致が合戦』を激しくやっているのです。
化粧品業界は「売る会社」と「作る会社」があります。
企業誘致の営業担当がアプローチする際には、化粧品業界の作る会社に照準を定めます。理由は既に述べたとおりです。
次に「売る会社」にもアプローチをします。
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とっくんが奥さんに勧めた化粧品
話が前後しますが、最初に説明しておきます。
企業誘致の担当をやってわかった点は『自社工場を持っている化粧品会社の化粧品の製品の方がが安全』『健康食品を作っている化粧品会社は、研究部門が優れており、結果として、化粧品も優れている』と2点がテッパンでした。
そして、とっくんお勧めの会社は?
『トップ写真】に公式サイトの写真貼り付けましたが『㈱ファンケル』さんです。
社名を書いたので〝宣伝ブログ〟のように思われるかもしれませんが、これは、とっくんの業務経験上からの結論です。とっくんは、企業誘致の仕事を離れてからも、奥さんにはファンケル(FANCL)の製品を使わせています。
㈱ファンケル美健 千葉工場
当社は、ファンケル化粧品の製造部門として1982年設立。
現在では、滋賀工場、横浜工場、群馬工場を加え4工場体制。
当千葉工場は無添加技術を駆使した化粧品の主力工場として、最先端の生産設備を導入し、
お客様に安全と安心を提供し、ハイレベルな衛生基準を誇るクリーンな生産システムのもと
高品質・高品位の商品を安定して供給できる体制を整えています。
今後もより一層お客様に信頼され、ご満足いただくために社員一同努力してまいります。
ファンケル社の紹介サイトからの転載
化粧品には「製造販売元」という薬事法の許可がある
化粧品は〝水商売〟という別名がつくほど、原価率が低い商品を扱っています。薬剤、化学物質のほかはほとんど「水」ですから・・・。
これらを「販売する化粧品の製造から販売までの責任を持つ」という資格なのですが、これを取得するのはかなり厳しい条件があります。
自社工場を持つ化粧品会社は、長年こうした分野に設備投資をして、研究員を配置してそれなりの知識を蓄えています。その点がまずは〝信用〟の第一歩です。
自分で資格を取得できない「売る会社」は資格を借りる
では、化粧品を「売る会社」はどのようなことをやっているか?!ですが・・・、これは簡単に言うと【企画・宣伝】です。
化粧品の原料となる物質は『日本薬局方』と言われる国が定めた物質リストがあります。
こうした物質の中から、特性を見いだして『売れる商品』を生み出すために〝調合〟をします。そして、この製造に関することを『自社工場を持つ他の化粧品会社』や『製造工場』に委託をして生産するのです。
【企業誘致の現場から】ある石鹸の製造販売会社の例
とっくんが企業誘致の営業で何度も通った会社にA社があります。この会社は洗顔石鹸で有名で、ユーザー数は日本トップクラスでした。自社ビルも持っていてテレビなどではガンガン広告宣伝をやっています。
ところが、ある時期、この会社の洗顔石鹸をめぐって大規模な裁判が起きました。A社は自社製造をしておらず、他都道府県のB社に製造させていました。とっくんはこのB社にも企業誘致の営業をやっていました。
かなりのめりこんでA社、B社に営業をやってたのですが、裁判沙汰があったのでキッパリと手を引きました。その裁判ですが、石鹸のモチモチ感を出すために『加水分解コムギ末】という物質を使用して、そのことが原因で多くの女性はアレルギー反応を起こしたのです。
化粧品を「売る会社」の戦略とは?!
自社工場を持たず、委託製造で販売する化粧品会社は、とにかく『企画の数が勝負』です。化粧品業界、特に通販の分野では【ブランドとして生き残る化粧品を生み出す確率は千に3つ!!】と言われるほど競争が激しいものがあります。
成功するブランドに育てるためには、まずは「化粧品を世に出す」必要があり、そのための『企画・宣伝戦略』を立て、化粧品製造会社と打ち合わせをします。
これも、『企画会社vs製造会社』の力関係によるのですが、企画会社の元もとの出身は〝他業種〟の人が多く化粧品製造の素人ばかりです。そして、製造会社は製造のプロですが、素材(原材料)と健康との関係性にはあまり関心がありません。
では、この2者がタッグを組むとどのようになるか?
結果は、皆さまの想像にお任せします。
ディスりではない!! 視点を変えて化粧品業界をみるべき
とっくんは、化粧品業界をディスっているわけではないのです。この【賢い消費者】にあるように、消費者が騙されないためには、まずは、化粧品業界ビジネスモデルの根本を知るべきだと思っています。
わが家の場合は【ファンケル(FANCL)】。これは体験から来るものなので、ここで書きました。
まとめ:工場を見学しよう!! その目で確かめましょう
これが今回のブログ記事の結論ですね。化粧品業界は、ネット情報と同じで〝玉石混合〟です。なかにはとんでもない製品を売っている所もあります。
皆さまたちが【賢い消費者】として納得の商品を使い、自らの美容や健康を保とうとしたいのであれば、一度、工場見学をすることをお勧めします。