【鳴かぬなら】の句から考える!ホトトギスをやる気にする方法?

人間関係
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本日のテーマは「相手に何かをさせる行動」についてです。『鳴かぬホトトギス』を題材にした戦国武将の性格を表現した3つの有名な句『鳴かぬなら・・・』。これを使って「行動」or「非行動」について、ホトトギスを鳴かせる方法を考察してみます。

【鳴かぬなら・・・】から考える「ホトトギス」を鳴かせる方法とは?!

有名な『鳴かぬなら・・・』の3つの句・・・

織田信長は「鳴かぬなら 殺してしまへ ホトトギス」
豊臣秀吉は「鳴かぬなら 鳴かせて見せう ホトトギス」
徳川家康は「鳴かぬなら 鳴くまで待たう ホトトギス」

これは3人の戦国武将が実際に詠んだ句ではなく、後世の人が『3人の武将の性格を語る上で、このように詠むであろう・・・』とした書籍に出てくるものです。

この3つのパターンですが、「相手=ホトトギス」が「鳴く行為」をしない場合の「ホトトギスを鳴かせたい側」の対応の違いです。

人間社会では織田信長型が一般的!!

戦国武将のモノの考え方の根本は「力による政治」ですので、織田信長の『鳴かぬなら 殺してしまへ ホトトギス』が一般的でしょう。

人間社会の歴史、現代もそうですが「法治国家」のおいては、国民の義務をしない場合は「罰則」という処置でその報いを受けさせる仕組みです。

『鳴かぬことで死刑!!』は量刑としてはかなり重い!!

ただし、織田信長の言うように『鳴かないこと⇔死刑!!』というのは量刑としては重過ぎるでしょう。

今の日本ではまず考えられない量刑ですが、世界の独裁国家など民主主義がない所では「死刑」を科させる場合もあります。

 

鳴いたこと(コトを起こす)での「罰則」が一般的!!

「鳴かぬこと」で罰則を受けるよりも、われわれ人間社会では「鳴いたこと(コトを起こす)で罰則を受ける場合」の方がはるかに多いですね。

これは「コトを起こす」ということが、「社会の善にも悪にもなる」可能性があるからでしょう。

また、コトが起きないと、「起きたこと=事実」の価値判断することができません。

 

【鳴かぬなら・・・】を鳴かせるための具体的な方法は?!

「鳴かぬなら=コトを成さないなら」を、鳴かせるためにはナニが必要でしょうか?

この答えこそが、冒頭の戦国武将の性格を表した“問答”になります。

わが国の法律では「日本国憲法での義務」を定めており、その代表例は『納税の義務』です。

また、人間関係においては民法877条1項に『直系血族及び兄弟姉妹は、互いに扶養をする義務がある』との定めがあります。この中でも、自らの赤ちゃんの扶養をせずに、死に至らしめた場合は、殺人罪が適用されることもあります。

つまり、織田信長の言うように「死刑」までは行かないまでも、「鳴かぬために」に法律によって罰を受けることは十分考えられることなのです。

【鳴かぬ行為の代償】を与える?!

どんな生物でも、自らの意思・本能・条件反射などによって「コトを成す」わけですが、これを他者から強制されたとしても拒否することはできます。

ただし、鳴かぬために別の代償(例えば「罰」)を与えることを示した場合、ホトトギス(行為者)は・・・

【鳴かぬこと<罰が大きい】→鳴く

【鳴かぬこと>罰が小さい】→鳴かない

いずれかの行為を選ぶかと思います。

このほか、「鳴くこと」に関して、これを拒否する理由が見つからない場合は、罰の大小に関わらず、ホトトギスは「鳴く」でしょうし、死んでも鳴きたくなければ殺されても鳴かないでしょう。

【人間関係の優劣状況】ホトトギスを鳴かすことで表される!!

もしも、あなたが「ホトトギスが鳴くこと」を求めていて、その要望に答えようとしないホトトギスを、どのようにして鳴かすのか?!は、あなたの人間関係の優劣状況を表しています。

3人の武将の中で豊臣秀吉は『鳴かぬなら 鳴かせて見せう ホトトギス』と豪語するくらいですから、秀吉の頭の中には、ホトトギスを鳴かすための作戦(戦略)があるのでしょう。

ただし、その戦略が必ずしもうまくいくかはは分かりません。

ホトトギスが鳴かぬ場合に、秀吉が信長のようにキレてホトトギスを殺してしまう可能性もあるでしょうし、家康のように「鳴くまで待つ」という気持ちになるかもしれません。

人間関係は「ホトトギスを鳴かすため」に莫大な費用を投資している!!

人間関係の優劣状況は、「権力や権限、強制力、指示命令・・・」などの言葉で表現されますが、人権意識が高くなった現代においては、他人に対してその人が望まないことを強要することは難しくなってきています。

実際に、人間社会では特に、経済面でホトトギスを鳴かすために莫大な費用を投資しています。

これを、『鳴かぬなら・・・』の句にいくつか表してみます。

「鳴かぬなら 契約違反だ ホトトギス」
「鳴かぬなら 解雇するぞ ホトトギス」
「鳴かぬなら 裁判起こすぞ ホトトギス」
「鳴かぬなら 損害請求 ホトトギス」
「鳴かぬなら ブログで晒すぞ ホトトギス」
「鳴かぬなら 倍返しだぞ ホトトギス」

これとは別に、ホトトギスが「鳴いたとき」に、何かしらの〝褒美〟を与えるという場合もあります。

「鳴くならば ボーナスはずむぞ ホトトギス」
「鳴いたなら エサを与える ホトトギス」
「鳴くならば 殺しはしないぞ ホトトギス」
「鳴いたなら 褒めてあげるぞ ホトトギス」
「鳴いたなら 名誉を与える ホトトギス」
「鳴くならば 倍返しだぞ ホトトギス」

 

「ホトトギスを鳴かせるため」の知恵やテクニックは?!

「ホトトギスを鳴かす」しかも、「ホトトギス自身が気持ちよく鳴かすため」には、武将側の知恵と経験、技術・テクニックが必要です。

秀吉のように自信家は、何かしらのテクニックを有していると自認しているのでしょうし、
信長のように短気な人間は、そんなテクニックを使うまでもなく、自らの気持ちを晴らすことを優先しているのでしょうし、
家康のように他者の行為にあまり関心がない人間は、気長に待つことができるのでしょう。

すべての生き物は、自分本位で「自分が気持ちいいこと」「好きなこと」「自分のためになること」「特になること」を真っ先にやろうとします。

ホトトギスの認知能力に応じて、「鳴くことの価値をホトトギスに分からせれば、鳴く」でしょうし、それができなければ、鳴かないでしょう。

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まとめ:ホトトギスの「モチベーション」がお金になる時代!!

もしも、皆さまが持っているノウハウや技術で「ホトトギスを簡単に鳴かせること」ができたら?!それは今後、いろいろなモノを『資産に変える』力を持つでしょう。

こうした他者の気持ちを激しく揺り動かす「モチベーション」は、経済的にもお金になる時代です。これらを「権力」や「罰則」などを使わず、効率的に実現する方法は?

その答えは?!
『ポジティブレインフォースメント(Positive reinforcement)』という方法です。

これを句で表すと、
『鳴いたとき エサを与える ホトトギス』です。

家康のように「ホトトギスが鳴くまで待って」、たまたまでもいいので「自発的に鳴いたとき」にその代償としてのエサを即座に与える。そうすることで「鳴く→エサをもらえる」という反応のパターンを築くことができます。

これは、ビジネスでも十分活用できる方法です!!

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