前回の放送で、吉本興業所属お笑いコンビ『チュートリアル』の徳井義実(44)さんの〝脱税問題〟を取り上げなかったフジテレビ『ワイドナショー』。実は、「2週間に1回、まとめて2本撮りだった」と報道されました。鮮度が命の「情報バラエティ番組」としては大きなリスクをかけた制作方法ですね!!
皆さま、こんにちは。今だに「佐賀県滞在中」の、不動産屋2代目社長のとっくんです。
(本文と写真は関係ありません)
【ワイドナショー】は収録だった?!
フジテレビ『ワイドナショー』がある程度の収録であることは明らかになっていましたが。今回の「徳井さんの脱税問題」を取り上げなかったことから、メインキャストの松本人志さんがツイッターで以下のようにつぶやきました。
松本人志 認証済みアカウント @matsu_bouzu 10月27日 今回のワイドナショーは数日前の収録です。ですのでタイムリーな話題にあまり触れられて なかったですね〜 かしこ。
日刊スポーツの記事では『2週間に1度のまとめ撮り』だった?!
さらに、驚いたことには、日刊スポーツの記事では『ワイドナショーの収録は2週間に1度』だったと報道されました。これは長い記事ですが転載します。
<ニッカンスポーツ・コム/芸能番記者コラム>
27日の午後にダウンタウン松本人志(56)がツイッターで「今回のワイドナショーは数日前の収録です。ですのでタイムリーな話題にあまり触れられてなかったですね~かしこ。」と、つぶやいた。
明石家さんま(64)が吉本興業から契約解除された宮迫博之(49)を囲む会の招待状を業界関係者に送った件、チュートリアル徳井義実(44)の1億3800万円に及ぶ申告漏れの件。松本に近しい人間たちの騒動が世間をにぎわす中、コメンテーターを務めるフジテレビ系「ワイドナショー」(日曜午前10時)で、松本がどんなコメントをするかに注目が集まっていた。それだけに、視聴者に対する謝罪と無念の気持ちがにじみ出ていた。
この夏の吉本興業の闇営業騒動で、吉本一の売れっ子である松本と、そのツイッター、そして「ワイドナショー」は常に注目を集めていた。
闇営業騒動の雨上がり決死隊・宮迫博之(49)とロンドンブーツ1号2号・田村亮(47)が7月20日に涙の謝罪会見を開いた。松本は、その夜にツイッターで「後輩芸人は不安よな。松本 動きます」とつぶやいて、大阪から新幹線で東京に戻って、吉本興業の東京本社入り。大崎洋会長、岡本昭彦社長に直談判して、翌21日の「ワイドナショー」の生放送を実現させた。
厳しいスケジュールの中、夜遅くまで直談判、そして翌日の生放送。全てに付き合わされた記者は、松本人志という芸人の空気を読む力、メディアを動かす力に恐れ入った。
徳井の申告漏れが発覚した直後の25日の金曜日。フジテレビの定例会見があった。その後にスタジオに、こっそり行ってみた。毎週金曜収録で、日曜放送が「ワイドナショー」の決まったスケジュールだった。もしかしたら、宮迫か田村亮あたりが、こっそりゲストになってないかというスケベな記者根性だ。
松本が局に出入りする時は、フジテレビの幹部がズラリと並んでお出迎え、お見送りをするのが常だ。ところが、この日はいつもスタジオがもぬけの殻。フジテレビ中を歩き回り、ドラマを収録することが多い、歩いて15分くらいの湾岸スタジオもチェックしたが「ワイドナショー」の影も形もなかった。
その答えは、衝撃的だった。「2週間に1回、まとめて2本撮り」ということだった。情報バラエティーにとって、鮮度こそ命。低迷が続き、特に新しいバラエティーのヒットが生まれないフジテレビにとって、13年10月に始まった情報バラエティー「ワイドナショー」は新しい形のヒット番組だった。人気実力ナンバーワンの松本が、進行役を気心の知れた後輩の東野幸治に任せ、好き勝手にニュースを斬りまくる。
25日の定例会見では、フジテレビの遠藤龍之介会長(63)は、今の時代に求められるバラエティーについて「お笑い、エンタメに要求されるものが増えてきた。1テーマじゃなく、いろいろなテーマが求められる。バラエティー制作者は、いろいろなものを注入していかなくてはならない。それでも、バラエティーは市民権を得ると3年、5年と続く」と話していた。その直後の“2本撮り”発覚なだけに残念でならない。
27日のオンエア当日。裏のライバル、TBS「サンデー・ジャポン」(日曜午前9時45分)では、生放送で爆笑問題の太田光(54)が「徳井はルーズって言ってるけど自分ではルーズっていう自覚が無かったようにも思える」とコメントしていた。そのころ「ワイドナショー」は10日前の17日に行われたプロ野球ドラフト会議や、1週間前の20日のラグビーワールドカップ(W杯)「日本対南アフリカ」について放送していた。
スケジュールの問題や制作費の問題も2本撮りの方が楽だし、安上がりだ。だが、どちらも人気者が、世相を斬る番組。視聴者の目はごまかせない。一時期の低迷から底を打って、上昇の兆しを見せてきたフジテレビだけに残念でならない。
ツイートした松本も、そんな気持ちだったのだろう。
https://www.nikkansports.com/entertainment/news/201910300000950.htmlから転載
まとめ:「生放送に近いほう」が情報番組は有利だが?!
「ワイドナショー」のライバル番組は、TBSの「サンデー・ジャポン」ですが、今回の収録方法が明らかになって、視聴者の反応はどうなるでしょうか?
以前、とっくんが新聞社で働いていたころは、日曜朝の報道討論番組を必ずチェックして、政治ネタの情報収集に役立てていました。政治家の発言次第で翌日の紙面の構成が変わる可能性がありますので・・・。
今の時代、松本人志さんの発信力の価値が高いので「ワイドナショー」の放送を見て、二次情報を流す人も多い中、〝生放送〟ではないリスクはないのでしょうか? 今後が注目ですね!!