『人間関係に悩む人』へのブログ記事です。かつて炎のストッパーとしてファンの心を鷲掴みして32歳の若さで亡くなった津田恒実さん(広島カープ投手)。彼の座右の銘が『弱気は最大の敵』でした。今回の記事は、この『弱気は最大の敵』という言葉から人間関係を考えます。
「人間関係」は、動物本来の関係で言うと『優位性を定める関係性』が第一に来ます!!
【弱気は最大の敵】故津田恒実氏の言葉から【人間関係を考える】
人類が最初の猿人類からホモサピエンスへの進化した過程の中で、その進化を最も具現化した要因は「社会性」でした。
つまり、身体的な進化で、手を使えるようになり、それが道具を生み出すきっかけとなり、そのことで狩猟のやり方が発展し食生活も変わり、そこから「社会性」が生み出されました。
社会性は「協力」「協調」vs「競争」「対立」の両軸がある
人類が進化・発達している過程の中で、社会性を追求してきたことでこれを実現していきました。単純な表現をすれば、『社会性というには、協力や協調というポジティブな面だけでなく、競争や対立というネガティブな面の両軸があり』それらが複雑に入り混じった関連性があります。
どちらかが多くてもバランスがとれませんし、絶妙な関連性があった際に、人類が進化・発達していきます。
【人間関係の8つの基本パターン】から強気or弱気を考える!!
人間関係の中で、皆さまが『強いor弱気』をベースにして相手との関係をつくった場合にどうなるかを想像してみてください。
1.あなたがやりたくてやったコト→相手がそれを好んだ=円満な関係 2.あなたがやりたくなくてやってコト→相手がそれを好んだ=あなたがきつい関係 3.あなたがやりたくてやったコト→相手がそれを嫌がった=長続きしない関係 4.あなたがやりたくなくてやったコト→相手がそれを嫌がった=最悪な関係 5.相手がやりたくてやったコト→あなたがそれを好んだ=円満な関係 6.相手がやりたくなくてやってコト→あなたがそれを好んだ=一方的な関係 7.相手がやりたくてやったコト→あなたがそれを嫌がった=あなたがきつい関係 8.相手がやりたくなくてやったコト→あなたがそれを嫌がった=最悪な関係
この8つの基本パターンの中で、あなたが「勝つ」ためには、弱気を見せてしまっては、最初の関係性のパターンが決まってしまいます。
【弱気は最大の敵】津田投手は打者との真剣勝負で磨いてきた!!
津田投手はその投球術が『逃げない!!』ということを信条にしていました。これはスポーツ競技で言うと、投手vs打者との対決の中で、その関係性を見いだすような戦いを繰り広げてきました。
津田さんが考えてきたように『弱気は最大の敵』というのは、弱気が相手に見透かされるということかと思います。
【アルムおんじに見る弱気を捨てる心】~相手への優しさ~
皆さまに見ていただきたい動画があります。「筆者が憧れる「アルムおんじ」の態度」です。
この動画の「6分30秒~」からの、アルムおんじとゼーゼマン家の大婦人と主人(クララその祖母と父)との会話に見ることができます。
ハイジの山小屋でしばらく生活していたクララの様子を見に来たクララの父と祖母が「元気そうなクララを見て」、最初にアルムおんじにお礼を言いました。
アルムおんじ『それをおっしゃるならば、このアルムの山とハイジとペーターに言ってください!! それにお礼を言われるのはまだ早いですよ・・・』と語ります。
その一連のシーンは動画で確認してみてください。
アルムおんじに憧れて「アルプスの少女ハイジ」の村には3回訪問しました!!
筆者は「アルプスの少女ハイジ」の村には3回訪問しました。
クララが立って歩いたシーンでの、アルムおんじの台詞は、このアニメの制作者の腕の見せ所だったでしたね。彼の人間的な強さと魅力を十二分に伝えきっています。
筆者は、このアルムおんじの『アルムの山に・・・』という台詞があまりにも印象的で、子どものころに見たこのアニメの聖地を訪問したいと思うようになり、それを実現しました。
まとめ:「弱気」とは相手に自分を合わせる弱い気持ち
このブログサイトでは「人間関係」に関する記事をかなりの数を書きました。
【人間関係・うまくいかない】8つの基本パターンを知れば解決!
【人間関係・うまくいかない】8つの基本【正論】で解決できる?
その理由は、人間関係は皆さまの人生において、皆さまの人生=時間を『資産にするor負債にする』という大きな選択をすることになります。
「弱気」とは、相手と自分とを比較する中で、相手の“力量や大きさや存在”に、自分を合わせているような気持ちです。このような気持ちが、態度に表れたら、相手には見透かされます。そして、一度見透かされてしまったら、相手との人間関係の流れはできてしまいます。
アルムおんじの「態度」や「語り」を見て、人間関係の弱気を改めて考えてみたいと思います。