不動産業を長くやっていると「訳アリ物件」というものが出てきます。筆者の会社でも、いくつかの訳あり物件を仲介したことがあります。読者の皆さまの中で、ご自身の不動産が「訳アリだ」という場合は、専門の業者に買い取りの依頼をすることができます。
今回の記事の内容と特徴をまとめます!!
【対象者】→訳あり物件の不動産をお持ちの方など
【方向性】→訳あり物件を売るための方法を紹介します
【有効性】→訳わり物件を売るための方法を知ることができます
不動産屋から見て「訳アリ物件」ってどう見えますか?
収益不動産を含めて「訳アリ物件」は売れないことはないのですが、調査の段階ですべての情報が間違いないという確証が得られれば、買主に「告知」した上で売ることはできます。ただし…
『ただし…』ってなんですか?
【訳アリ物件】を「資産」に変える?!買い取り業者の口コミ情報
「訳あり不動産」と一言で表現しますが、状況がさまざまです。不動産は、権利関係が複雑だったり、土地の形が悪い、建築基準法上の違法建築物で再建築ができなかったり…と、さまざまな理由から「訳あり物件」となることがあります。
訳アリ物件の具体例ですが…以下を参考にしてください。
【訳アリ物件の具体例】 事故物件 ボロ物件 空き家 共有持分 再建築不可 借地権 底地 任意売却 立ち退き 差し押さえ
ボクの会社でも「訳アリ物件」を購入したことがあります。
それは「石油関連施設」で、地下の埋設物の不確かさがあった
ので、相続で所有者になったサラリーマンのお客様が
処理に困り、当社に「買い取りをお願い」されました。
【訳アリ物件の買い取り】は経験値がないと難しいです!!
訳アリ物件を買い取りができる業者は、経験値がないと厳しいのが現実です。
筆者はこのような「経験値がない」ので、買い取ることはほとんどできません。仮に、お客様から「訳アリ物件」の買い取りのお願いを受けたら…、お困り不動産検索サイトを紹介します。
【不動産価値がなくなる】訳アリ物件or事故物件or自殺物件とは!!
訳アリ物件は、不動産の権利関係や形状、法律上の制限などで「デメリット」がありますが、入居者の問題・事件で「不動産の価値が下がるケース」があります。それが「自殺や事故物件」です。
訳アリ物件、事故物件、特殊物件の違いを表にまとめました。
訳アリ物件 | 問題があるすべての物件の総称(事故物件・特殊物件も含まれます) |
---|---|
事故物件 | 主に自殺、孤独死、事件、殺人など「死亡事故」が起きた物件 |
特殊物件 | 特殊な「入居条件」が設定されている物件。近隣住民とのトラブル |
上記の違いを補足説明しますと、特殊物件は、正式な用語ではなく「業界用語」です。
入居の際のルールなどが特殊で、入居者が嫌がるような状況がある物件です。
訳アリ物件のケース別の種類は?!
訳アリ物件をケース別に分けてみると、以下のような種類があります。
物理的瑕疵物件 | 雨漏り、シロアリ、アスベスト、床下浸水など |
---|---|
法的瑕疵物件 | 再建築不可、接道義務違反、違法建築など |
環境的瑕疵物件 | 騒音、日照、嫌悪施設、近隣トラブル、悪臭など |
心理的瑕疵物件 | 心理的に問題など |