大相撲秋場所の優勝決定戦で、関脇貴景勝が「左大胸筋断裂」の重傷を負いました。報道によると、貴景勝の師匠の千賀の浦親方は『手術はしない方向』ということです。大相撲ファンとしては、貴景勝の怪我が心配なので、有効な治療法について考えてみました。(トップ写真は、大胸筋を鍛えているボディビルダー)
こんにちは、スポーツ分野の「怪我」に関心がある、不動産屋の2代目社長とっくんです。
とっくんは、以前Jリーグクラブの広報をやっていたので、選手が怪我した際には、状況をトレーナーらから聞いた上で状況と完治するまでの処置についてまとめてプレスリリースを作成していました。
こうしたことから、多少ではありますが「スポーツ選手の怪我」については関心があります。
【貴景勝の怪我】「左大胸筋断裂」の重傷!!
新聞の報道によると、貴景勝の怪我は左胸の筋肉の怪我で「手術なしでも治療期間6週間」と発表されています。
ちなみに、昨年引退した元横綱稀勢の里も「左大胸筋損傷、左上腕二頭筋損傷」の大怪我を負い、その後、休場を繰り返しました。
「左大胸筋断裂」はベンチプレスなどよく起きる!!
「大胸筋断裂」は、その部分に負荷がかかることによってプチっと切れてしまう怪我です。
伸縮を急激に強制されるようなことが起こったりした場合に断裂が起こることがあります。
スポーツ選手にその筋断裂の怪我は多く、『ベンチプレス』を行っている際によく起きるといわれています。
一般的に「大胸筋断裂が起きる原因」としては以下の二つがあげられます。
・脳の運動中枢が抑制している筋力の発揮を超えたとき ・筋肉の収縮時に過度な負荷が逆方向にかかったとき
貴景勝は、御嶽海との決定戦で『相手を押したときに痛めた・・・』と説明していることから、上記の後者の原因で大胸筋断裂が起きたかもしれませんね。
押し相撲は四つ相撲よりも、一般の人から見たら単純に見えるかもしれません。
ところが実際には、押し相撲には奥深いテクニックがあります。単純に「押すだけ」ではなく、押す方向をミリ単位で変えたり、「引き」を入れた上で押しをしたり、『一瞬に凝縮された攻防』を繰り広げています。
貴景勝は九州場所は休むべき!!
これは、本人だけでなく親方も「九州場所は休場する」方向で考えがまとめるでしょう。一門の元横綱の稀勢の里の例もあるので、九州場所を無理して出場させる必要はありません。
場合によっては「2場所連続休場」して春場所(3月)からの復帰でもいいくらいです。ただし、その場合は、大関からまた陥落して「関脇」から再スタートになりますが、そこで10勝したら再度大関復帰ができます。
千賀の浦親方が「貴景勝は手術はしない方向」と説明
千賀の浦親方は「治療して時間をかけるしかない。トレーニングは下半身はできる」と、語っています。
先代親方の貴乃花親方は現役時代は「四つ相撲」でしたが、現親方の千賀の浦親方(元小結隆三杉)の現役時代は「押し相撲」でした。
なので、千賀の浦親方は押し相撲独特の怪我のことは詳しいと思います。
ただし、親方はアドバイスはするでしょうが、自立心が強い貴景勝のことなので「自らの計画を立てて復帰までの結論を出す」でしょうが・・・。
まとめ:とっくんがおススメする治療
今回のブログ記事のまとめですが、これは「参考程度」に読んでください。とっくんは専門家でもなく医者でもないので・・・。
相撲ではなく、サッカーの分野でかなり有名な治療家がいます。テーピングによる施術を行う畑中亮一さんです(愛媛県松山市在住)。
とっくんも、畑中さんの施術の様子を間近に見たことがありますが、まさに「魔法」のような効果がありました。
これについては、畑中さんのことをここで詳しく説明するのは、やめておきます。
Googleで「畑中 テーピング」で検索したら出てきますので、よかったらそれらの記事を参考にしてください。
貴景勝がとっくんのブログを目にする機会はないでしょうが、万万が一、この記事を読んだならば、畑中さんの施術を受けることを強くおススメします。
そうしたら、今の大相撲界で行っている「テーピングの仕方」の考え方も180度変わると思います!! 土俵で力士のテーピングを見る度に『間違ったテーピングをしている』と感じることが多々あります。これも、畑中式テーピングの施術を一度でも受けたら、理解できるようになるでしょう。