「思考」に関しての書籍は、筆者は自分なりの関心を持ってかなりの数を読んできました。最も有名なのはナポレオン・ヒル著『思考は現実化する』ですが、2018年に人気が出た【人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている (ふろむだ著)】も興味深い本でした。著者は、匿名ブロガーで正体不明。上場企業をつくったとも言われていて謎の多い人物ですが、この本で語っている【錯覚資産】は「ブログサイトの運営」にもかなり生かせる分野です!!
今回の記事の内容と特徴をまとめます!!
【対象者】→「錯覚資産」という考え方に関心がある方
【方向性】→「資産(=お金を産みだす)に変える」を実践する筆者の立場での関心です
【有効性】→「錯覚資産」的な観点からブログサイトの運営を考えていきます
【このブログの筆者プロフィール】波乱万丈の人生の末、50歳を超えて不動産会社の社長に。新卒で新聞社に就職→30歳で退職→サッカー選手の代理人→プロサッカーチームのフロント→不動産会社の営業→プロサッカーチームのフロント→インキュベーションマネージャー→経産省プロジェクト研究員→インキュベーションマネージャー→起業失敗→ブログを書きまくる→企業誘致課の参与→株のデイトレードで失敗→→行政の仕事→引きこもり→不動産会社取締役→2018年念願の社長に・・・。(写真は3歳当時)
【錯覚資産】の原理を「ブログサイト」に当てはめると【最強説】
この本は、伝説的なブログ『分裂勘違い君劇場』を中心に、何百万人もの感情を揺さぶり続けた超有名ブロガー「ふろむだ」さんのブログ記事をまとめたものです。
この本では、冒頭で『思考の錯覚を学び、どのように向き合っていくべきなのか?!』を解説しています。「思考の錯覚」の場合、錯覚していること自体に、本人は、ほぼ気づけない。そして「思考の錯覚」は分かりやすい実績で作り出される――と書いています。
「思考の錯覚」とは「人々が自分に対して持っている、自分に都合の良い錯覚」であり、一種の資産として機能する=『錯覚資産』と呼んでいます。
筆者は「錯覚資産」の「資産に変える」に関心があります!!
筆者のブログサイト【資産に変える実体験ブログWordPress専用クラウド型レンタルサーバー『wpX Speed』使用】も、筆者なりに【資産】という言葉を定義しつつ、これをブログのタイトルにしています。
なので、「錯覚資産」という用語には敏感に反応してしまいます。かなり関心があります。
有名ブロガーが「錯覚資産」について語っている!!
実は、『錯覚資産』という考え方には、年商1億5千万のブロガーさんが激しく同意されています。彼は『自らのブログ売上を明らかにすること』によって、この本で書かれている『成長機会が得られるメリット』として理解されているようです。
『錯覚資産』を生み出す代表例として、ハロー効果がある!!
ハロー効果とは、何か1点が優れていると、そのことにより“何もかも”が優れているように見える錯覚です。
ハロー効果を除去しようとすること=社会的強者を敵に回すことになります。社会においては、『錯覚資産』を憎むより、味方につけることが重要です。そのために、この本を読んで、『錯覚資産』という【資産】を手にしてほしいと思います。
なぜ『錯覚資産』というものがこれまで、ほとんど表に顔を表さずに大きな影響力を生み出したか?! そもそも学生と社会人では、ゲームのルールが根本的に異なることを理解することが必要だとこの本で語ってます。
・学生=実力8割×運2割 ・社会人=実力2割×錯覚資産6割×運2割
「錯覚資産」が、「自覚ができない」という特性、つまりステルス機のような形で、極めて優秀な武器として利用されているのが、この世界です
では、その『錯覚資産』をどのように手に入れるか?が次に説明されています。
【錯覚資産×成功】はニワトリ&卵問題の典型例
成功しているから『錯覚資産』を築き上げるのか、『錯覚資産』があるから、さらなる成功をしているのか?! まさに、「ニワトリ&卵問題」の典型例です。
『錯覚資産』の獲得は、わらしべ長者の戦略と同じ!!
筆者も以前の記事で「わらしべ長者」を書きました。「錯覚資産」の獲得は、わらしべ長者の戦略と同じように見えています。
『錯覚資産』は「錯覚資産化のしやすさ」×「成果のアピール」
「錯覚資産>実力」という構図がある、ということです。本の題名でも述べている「人生は、運よりも実力よりも『勘違いさせる力』で決まっている」につながっています。
人間の直感は「思い浮かびやすい」情報だけを使って判断する!!
人間の直感は、正しい判断に必要な情報が欠けていても、情報が欠けているという感覚を持ちません。「冷静に考える」という面倒なことを、ほとんどの人はやりません。
つまり、他人の「思い浮かびやすさ」をコントロールすることで、自分に都合のいい思考の錯覚を起こすことが可能となります。
具体的には、人間の直感は、「すぐに思い浮かぶ情報」を過大評価するし、すぐに思い浮かばない情報を無視して判断するので、例えば「どのデザイナーに仕事を頼むか」を判断するときに、たまにご飯などを一緒に行くだけで飛躍的に確率が高まります。
人は「一貫して偏った間違った物語」に説得力と魅力を感じる!!
真実を語れば語るほど、皆さまの「言葉」は勢いを失い、魅力を失い、『錯覚資産』は遠のいていきます。大きな『錯覚資産』を手に入れたいなら、「一貫して偏ったストーリー」を語らなければいけません。
『錯覚資産』には3つの次元があります。
・錯覚の種類 ・錯覚の強さ ・錯覚の範囲
ハロー効果の強さ×思い浮かびやすさ×人の数×思い浮かべる人の質
これらの「図形の体積」が大きければ大きいほど、『錯覚資産』として機能します。『錯覚資産』は、複利で増えていきます!!
この本では「勘違いさせる力」=「錯覚資産」として、その重要さを示しています。
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まとめ:筆者が実際に行った「錯覚資産」の実例!!
筆者は、ブログサイトの運営については「錯覚資産」と言える成功を手にしていません。ですが、かつて在籍したJリーグクラブで、クラブの財産となる「錯覚資産」を作り出したことがあります。
それは、クラブの「永久欠番」をある人物の命日にして、そのことが「クラブの『理念=アイデンティティにする』という戦略」を考えました。当時のトップがこれを受け入れてくれて、今でもこのことがクラブの「錯覚資産」になっています。
そして、この時に筆者がつきあったベンチャー企業家のモノの考え方が『錯覚資産』そのものズバリでした!!
筆者のこのサイトは「匿名ブログ」なので、錯覚資産になりにくい面もありますが、2020年内にはYouTube番組にも挑戦するので、「錯覚資産」的な発想でやっていきたいと思っています!!