筆者のサイトで何度か記事にしてきた「持続化補助金」ですが、第1回分の採択結果が2020年5月29日、発表されました。申請数は6,744件で5,503件の採択されました。採択率は81.5%です。(中小企業庁のサイトから転載)
「持続化補助金」の採択結果が公表されたようですね?
ボクも、今日、中小企業庁のツイッターで採択があったことを知りました。申請が6,744件ですが、公募発表からあまり時間がなかったので、申請数は予想よりも少ないですね。でも、採択率は他の補助金制度に比べると高いと思います。
【補助事業の採択について】
令和2年度補正予算小規模事業者持続化補助金のコロナ特別対応型(第1回締切分)について、申請のあった6,744件について外部有識者による厳正な審査を行った結果、5,503件の採択事業者を決定しました。
詳しくは以下をご確認ください。https://t.co/6vWK5VBrjE— 中小企業庁 (@meti_chusho) May 29, 2020
【持続化補助金の第1回申請の採択分の発表】81.5%の高い採択率
上記は、日本商工会議所サイトからの「持続化補助金」の募集要項の転載です。筆者は、本日、第2回分の申請書を郵送しました。
とっくん社長は、「持続化補助金の第2回分」を出したんですね。採択されればいいですね。
この「持続化補助金」は、3つの類型に合致する必要があります
□A:サプライチェーンの毀損への対応
□B:非対面型ビジネスモデルへの転換
□C:テレワーク環境の整備
ボクは、Bの非対面型ビジネスで、不動産業を遠隔で行うというスキームを申請しました。
【持続化補助金の制度の変更点】 ~事業再開枠を追加
今回の「持続化補助金」のコロナ特別対応型は、1回目の公募の後、令和2年度の2次補正予算を見越して、一部が変更されました。前回の記事でもこの“変更の予告”をしましたが、一部、筆者の予想が外れました。その点を修正します。
この「持続化補助金」の変更点を教えてください。
前述のビジネスモデルA、B、Cのうち「BとC」を選んだ場合、補助が4分の3となります。Aならば3分の2です。補助金の上限は100万円で同じです。
また『事業再開枠(感染防止対策のための取組)』といって、業種ごとにコロナ対応に支払った額を全額(50万円以内)が追加されます。
「事業再開枠」は、持続化補助金の採択を受けて事業がスタートした事業者が対象です。ですから、これだけを単独で補助を受けることはできません。
(持続化補助金、持続化給付金の際の確定申告会計は、『会計フリー』が便利です)
まとめ:申請までは「4回のリライト」をしました‼ ~割と大変
この持続化補助金は、他の補助金制度に比べると、かなり楽な部類になるかと思います。第1回の採択率を見てみても81.5%と高いので、この制度の趣旨にあっている業種と事業計画ならば、採択されるでしょう。
この「持続化補助金」の審査は、中小企業庁や中小企業基盤整備機構が行うのではなく、商工会議所と商工会連合会がそれぞれ行うようです。これを考えると、最初の相談の段階で担当の商工会議所や商工会の担当者と事業計画をブラシュアップをしていくことがポイントなります。
筆者の場合も、1回の面談(2時間)と電話での打ち合わせ4回、申請書のリライトは4回やりました。元インキュベーションマネージャーの筆者もリライトをやったくらいなので、一般の方の場合は、かなりの“労力”となるかと思います。
事業計画の中で頭を悩ませたのは、実際の経費の計上でした。筆者は「前述の『B:非対面型ビジネスモデルへの転換』でウェブサイト構築」が事業計画だったので、ウェブサイトの構築費を「一括見積もり・資料請求サイトの構築が可能」で見積をとりました。
参考までに、筆者が見積をとったサイトのバナー↓を転載します。
不動産業のビジネスモデルからすれば、正直、採択が難しい点があるかと思いますが、気長に待つことにします。
本日も記事を最後までお読みいただき心より感謝しております。