これまでに、「娘の離婚騒動」を始めとして「モラルハラスメント(モラハラ)」について、いくつかのブログ記事を書きました。今回は「モラハラ人間の行動」を治す方法があるか?!について、事例を交えた情報を紹介します。
皆さま、こんにちは。前妻との離婚の際には「モラハラをした」と訴えられた、不動産屋2代目社長のとっくんです。
「モラハラ」の認定の仕方などについては、過去ブログを参照してください。
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【娘の夫のモラハラ矯正】はムリと判断した理由は?!
前回のブログで、離婚を協議中の娘の夫(とっくんの元部下)の「モラハラ」について、『彼と娘との人間関係においては、モラハラの矯正はムリだ』と判断しました。
その理由ですが・・・、以下のとおりです。
・娘の夫に「対人関係の改善」を促したが拒否された ・娘と一緒にカウンセリングor精神修養を受けることをお願いしたが拒否された ・彼の性格が「上に媚びへつらい、下には強くでる」である ・モラハラをしているという意識がまったくない ・自らの「判断基準及び価値観」に絶対的な自信を持っている
【モラハラをする人】はナニに執着しているのか?!
前回のブログでは『モラハラをする人間の見分け方』を挙げましたが、彼らはナニに執着しているのでしょうか?!
ズバリの答えを言うと・・・、それは【べき論】です!!
「べき論」とは、初期仏教の中で出てくる『十二縁起』にも関連することですが・・・
・(自分は)○○すべき ・(自分は)○○であるべき ・(他人が)○○をすべき ・(他人が)○○であるべき 【十二縁起(じゅうにえんぎ)とは】 仏教において、現実の人生の苦悩の根源を断つことによって苦悩を滅するための12の条件を 系列化したもの。 仏教の基本的な考えの一つである。
人間関係の8つの行動パターンに『べき論』を当てはめると?!
ここで、以前のブログで紹介した『人間関係の8つの基本パターン』に【べき論】を当てはめてみますと・・・。
【人間関係の悩み】8つの基本パターンを知れば解決!【基礎編】
【人間関係の悩み】8つの基本パターン【正論】で解決できるか?
↑ とっくんの過去ブログ記事です。どうぞお読みください!!
1.あなたがやりたくてやったコト→相手がそれを好んだ=円満な関係 2.あなたがやりたくなくてやってコト→相手がそれを好んだ=あなたがきつい関係 3.あなたがやりたくてやったコト→相手がそれを嫌がった=長続きしない関係 4.あなたがやりたくなくてやったコト→相手がそれを嫌がった=最悪な関係 5.相手がやりたくてやったコト→あなたがそれを好んだ=円満な関係 6.相手がやりたくなくてやってコト→あなたがそれを好んだ=一方的な関係 7.相手がやりたくてやったコト→あなたがそれを嫌がった=あなたがきつい関係 8.相手がやりたくなくてやったコト→あなたがそれを嫌がった=最悪な関係
この8つの人間関係の中で、相手の『べき論』が強すぎると、どのようなことが起きるのでしょうか?
モラハラ人間の『べき論』は相手だけでなく自分も傷つけている!!
結論を書くと『べき論』に執着した人間の行動の〝ストライクゾーン〟は針の穴ほどの小さなものです。
また、結果としてモラハラ人間の「望むような形」になったとしても、結果までの「手順やプロセス、段取り」が少しでも異なると、モラハラ人間はこれを認めようとはしません。
なので、8つの人間関係のうちで、モラハラ人間と『円満な関係を構築することは難しい』のです。
モラハラ人間の「モラハラをやめさせる」方法?!
これは、前述の「カウンセリング」や「精神修養」をするなどして、モラハラ人間の『べき論』の執着をなくすようにすることが唯一の解決策ですが、それはほとんどのケースで失敗します。
ただし、とっくんについては、自分で言うのもナンですが・・・、心理学からのアプローチと精神修養、特に初期仏教の『ヴィパッサナー瞑想』によって、『べき論』を完全になくすことができました。
かつては、よく怒りまくっていたことも『べき論』がなくなったことで、ほとんど気にならなくなりました。
こうしたことで、自らの精神状態も落ち着いています。
『べき論』をなくすということは、自らの心を傷つけないということにもつながります。
まとめ:モラハラを退治するには『強大なモラハラ』だけ!!
とっくんは、「モラハラ体質」から脱却しましたが、その後も前妻との関係は修復できず離婚しました。
この失敗経験は、現在の妻と子どもたちには繰り返したくありません。
最後に、「モラハラ人間の行動を治す方法」は、『相手よりも強大なモラハラで対抗する』ほかありません。政治の世界や戦国武将の人間関係などは、まさにその典型です!!
つまり、うちの娘の場合は、彼女が夫よりも強大なモラハラを仕掛けることによって、夫のモラハラ行為をなくすことができます。
しかしながら、娘が強大なモラハラができる立場になって、それを夫にやったところで、結局、娘は幸せになれるでしょうか??
なれませんね。娘と孫は不幸せになるだけです!!
とっくんは、このように考えて『娘の離婚に賛成』し、夫婦が別々の道を歩くことを勧めました。
そして、「離婚すると決断」して、夫の関係性を断絶すると決めた以降、後は夫の人間関係を「娘にとっての【資産に変えるゾ!!】にすべく知恵を出して行動するのみ!!と決めました。
本日もブログ記事を最後までお読みいただき心より感謝しております。
皆さまの心が安寧でいられますように!!