貴ノ富士『協会に失望した』と引退!弁護士意見を掲載の文書提出

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これまで「貴ノ富士」の暴行事件に関しては、このブログサイトでも、数回に渡り記事にしてきました。付け人へ暴力を振るうなどして日本相撲協会から自主引退を促されている十両の貴ノ富士(千賀ノ浦部屋)が10月11日、協会に引退を届け出ました。
皆さま、こんにちは。「貴ノ富士の事件」については、これまで5本のブログ記事を書いた、不動産屋2代目社長のとっくんです。

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【意外?!な結末だ】代理人の弁護士が「意見書」相撲協会に提出!!

報道によると、貴ノ富士は代理人弁護士が『引退の理由を貴ノ富士関は「今回の協会の対応を見て、協会に失望した。相撲を続けたい気持ちに変わりはないが、協会とのやりとりに疲れ果てた」などとしています。

以下に「日刊スポーツ」の記事を転載します。

貴ノ富士は代理人弁護士を通じて協会にA4用紙8枚の意見書を提出。引退を決意した心境について「今回の協会の対応を見て、協会の将来に失望しました。仮に今回の処分の不当性が公に認められたとしても、今の協会内、相撲部屋内に私が戻るところはないでしょう。相撲を愛する者として、相撲を続けたいという気持ちに変わりはありませんが、この間の協会とのやりとりに疲れ果てましたので、引退することを決意しました」と記した。

書面では主に代理人弁護士の意見が掲載されており、近年相撲界で起きた不祥事を挙げ、再発防止策が効力を発揮していないことを主張した。付け人制度における教育的責任の所在、制度の妥当性にも言及。さらに「協会理事および千賀ノ浦親方は『なぜ弁護士をつけたのか』『記者会見をするな』などと貴ノ富士に圧力をかけた。協会は言論・表現の自由を否定しているとすら言える」と、協会や師匠の千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)による“パワハラ”を指摘した。

協会側は「退職金、功労金、養老金などの支給に関する規定」に従い、退職金などの支給を行う。今月内に臨時理事会を開き、八角理事長(元横綱北勝海)からコンプライアンス委員会に再発防止策についての検討を委嘱し、再発防止策の強化を進める方針を示した。

 

【引退届?】A4用紙8枚の意見書、代理人弁護士の意見が掲載!!

あくまでも推測ですが、前回の貴ノ富士と石井麦生弁護士との9月27日の会見では、石井弁護士が『相撲協会のガバナンスが・・・』という意見を何度も繰り返しました。

とっくんは、これを見た時『石井弁護士は相撲協会の「引退勧告」の不当性を裁判で徹底的に争う戦略だ』と感じました。

ところが、2週間経って、状況はますます悪化し、貴ノ富士が相撲協会相手に徹底抗戦をする気力も失せたのでしょう。

自ら「引退を選択」して、今回の騒動に終止符を打つ決断をしたのならば、貴ノ富士が最後に吐き捨てた言葉『協会に失望した!』は彼の今後の人生にとって大きな〝踏み絵〟になることでしょう。

その重大さは彼のこれからの人生でイヤというほど付きまとってくると予想します。

徹底抗戦をしていたら、裁判では貴ノ富士側が勝てた可能もあった!!

大相撲のこれまでの歴史から言えば、一度、解雇となった蒼国来(最高地位は、前頭2枚目)が裁判で勝訴し、相撲界に復帰したケースがあります。

石井弁護士もこのケースを参考にして、先日の記者会見や相撲協会への動きをしていたはずですので、貴ノ富士が徹底抗戦していたら、裁判で勝訴した可能性は大いにありました。

貴ノ富士が〝白旗〟を挙げた理由は?!

貴ノ富士は徹底抗戦をすると思われましたが、最終的には〝白旗〟を挙げて引退の道を選択しました。

相撲協会側も当然ながら「弁護士」を立てています。貴ノ富士側が徹底抗戦の構えを見せて以来、恐らく協会も顧問弁護士と相談しながら、コトを進めてきたかと思います。

そして、その徹底ブリが、貴ノ富士の師匠の千賀ノ浦親方にまでも浸透していました。
特に、この部屋には貴ノ富士の双子の弟の貴源治がいることから、別の表現をすれば〝参勤交代の殿様〟(身内を江戸に置いて人質にされている)のような感じです。

貴ノ富士は謹慎期間中も千賀ノ浦部屋には顔を出せませんでしたし、そもそも「引退勧告」をしている師匠の元に復帰するというのはかなり高いハードルだったと思います。

 

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まとめ:今回の騒動で得をした者は?!

今回の貴ノ富士の暴力事件で「得をした者」は、この件で記事が売れた週刊誌や新聞社くらいでしょう。

当事者は誰一人として得をした者はおらず、みんながかなり傷つき、辛い思いをしたと思います。

しかしながら、考えようによっては、こうした辛い思いをしても守らなければならなかったモノ・コトがあったかと思います。

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これはあくまでも、とっくんの「答え」ですが、スポーツ界にはびこる、ナアナア主義、暴力主義、人権侵害の廃絶が、ここに来てやっと世界標準に近づいてきたと言えると思います。

そして、今回のことをはじめ、横綱日馬富士の引退、貴ノ岩引退、貴乃花親方の相撲協会退職・・・など一連の騒動が『ムダではなかった!』と言える日が来ることを心から願っています!!

本日も記事を最後までお読みいただき心より感謝しております。

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