不動産投資を考えている方は『悪徳業者に騙されるのではないか?』という心配を常に抱えています。最近、世間を騒がせた「不動産投資の詐欺商法」は、その被害者の記事やインタビュー動画などがYouTube上にアップされ、多くの人に衝撃を与えました。今回の記事は『悪徳業者に騙されないための法律の段取りの話』について解説します!!
最近「不動産投資で詐欺被害」を受けたという人が増えてますね。不動産投資は、危ないものなんでしょうか?
「不動産投資と詐欺・恐喝まがいの犯罪とは分けて考えるべき」でしょうね!!
主に都会を中心として情報弱者や若い人をターゲットにした「詐欺商法」などが増えていることを知りました。
まずはこの動画を見てください!!
【卑劣】悪徳ブローカーの手口とは!? 28歳女性被害者が告白【アルヒ・アプラスずさん融資】からの転載です
【不動産投資】悪徳業者に騙されない【法律の段取りを熟知すべき】
私もこの動画を見ましたが「不動産投資をしたくない人」が、恐喝まがいのやり方で騙されているんですね?! ショックです!!
このようなやり方は、ターゲットとなった人(この場合は女性)を複数のブローカーがチームを組んで騙すという巧妙なやり方をしています。
被害者には気の毒ですが、「正しいやり方をすれば被害は防げた可能性」があります。
【不動産購入】法律で厳格な「手順と段取り」が定められている!!
不動産は「高額な商品」であるために、購入者(この場合は「消費者」)が損をしないように、法律(宅建業法)などで、かなりの部分で守られています。
このことは「過去記事」でも書きましたので参照してください。
不動産業者は「宅建業者」と言って、宅建業法という法律に従って、国からの免許をもらって業ができる立場です。
例えば、宅建業者には「免許番号」が付与されています。免許番号の前に「( )書き」で数字が書いてありますが、これは「5年に1度の更新手続きをやっている」という証拠です。
更新手続きをするためには、法令順守の審査などがありますので、この免許番号を見たら、業者の信頼度にもつながります。ボクの会社は「(9)」となっています。
【消費者行政の観点から】不動産投資の真偽を確かめるべき!!
「不動産投資詐欺」にはどのようなやり方があるがあるのですか?
以前は「原野商法」と言って、値上がりする見込みもない土地を高額で買わせるという詐欺商法もありました。
不動産業界では、こうした「不動産投資の詐欺事件」があって社会問題化したら、その度に、宅建業法などを改正するなどして、消費者保護の施策が進められてきました。
現在は、かなりの部分で法律の整備ができているので、「不動産投資で騙されないため」には、適切な場所に相談した方がいいと思います。
とっくん社長は「消費者行政の仕事」もしたことがあるんですよね。
以前の仕事で「消費者行政に関わる仕事」をやったことがあります。まずは、この『不動産投資はおかしい?』と思ったら、消費生活センターなどに相談をした方がいいと思います。
1.消費生活センター
2.地域の宅建協会
3.地域の不動産業者を管轄する行政の機関
4.法テラスなどの法律相談
【不動産投資の詐欺】悪質なグループが情報弱者を狙う!!
融資をする金融機関側がグルになって詐欺的な行為をすることがあるのでしょうか?
金融機関は一般的に「金融庁の指導」が入るので、めちゃくちゃな融資をすることはできません。ところが「スルガ銀行の投資用不動産向け不正融資問題」が明らかになって、その信頼性も揺らぎました。
ただし、こうした「不動産の不正融資が通常ではないこと」だけは理解してください。
ただし、金融機関を巻き込んだ「詐欺まがいの不動産投資犯罪」があるとすれば、狙われた人は「断れない状況」があることも事実でしょう。
【不動産投資のルール】初心者が騙されないために必要なことは?!
不動産投資の初心者が「騙されないため」には、まずは『不動産投資=不動産の購入までのプロセスをしっかりと理解すること』が前提です。
高額な不動産を購入するためには、仲介する業者の法的な義務(手続き・段取り)も含めて、投資をするならば、そのあたりを勉強することが必要でしょう。
できれば、筆者のブログサイトの記事を読んでいただきたいのですが、不動産投資をしたいならば、不動産売買の法的に定められている手続きや段取りは知っておいてください。
不動産投資で生活するならば、できれば…「宅建取引士の学習」もやってみたらと思います。
まとめ:【不動産投資のルール】不動産投資は「事業」である!!
不動産投資は「事業」です。よく不動産投資をやる理由として『不労所得を得るためor老後の生活のため』ということを挙げる人がいますが、こうしたことを「公言」することで、その人は『不動産投資に向いていないことを証明』しているようなものです。
こうした方は、悪徳業者に騙される可能性も高くなります。お気をつけください。
2.不動産投資は「不労所得を目的」にやるものではないことを理解する
3.利害関係者(売主、買主、仲介業者、金融関係者)のWin-Winを考えること
4.転売がしやすい「収益物件」であること
このブログサイトでは、こうした不動産投資の情報記事を毎日更新していきますので、これからもよろしくお願いいたします。